元気なころから自分の死について考え、終活を行う人も多くなってきましたよね。最近ではシニア層を中心に、終活の準備をする"終活ツアー"が注目を集めています。
"終活ツアー"がシニア層に大人気!
以前放送された「スクール革命!」(日本テレビ系)では、"終活ツアー"についてピックアップ。番組では、終活で昨年宝物を全部捨てたという女性が登場しました。女性は子どもに迷惑をかけないよう終活を始めたそうで、準備をしたことにより「すごく楽になった」とコメント。実際、家族のために終活を始める人は多いようです。
また番組では遺影の撮影会や納棺体験などができる"終活ツアー"が、シニア層を中心に人気を集め始めていると紹介。生きているうちから自分について考え準備することで、残りの人生を見つめなおすきっかけになると明かされていました。
遠方のため現地への訪問が難しい人のために、VRで霊園の下見ができるサービスも。VRでの霊園下見サービスなら、天候に左右されずに好きな場所から霊園の下見をすることが可能です。これにはネット上でも「今はそんな便利なサービスもあるんだね」「入院とかしてて霊園に行けない人でも、自分の目で見れるのがいい」「気軽な気持ちで終活できるようになっていきそう」といった声が上がっていました。
終活しながらランチやクルージングが楽しめる?
話題の終活ツアーですが、そのツアー内容もバリエーション豊か。旅行会社「クラブツーリズム」では、終活についてさまざまなサービスやサポートを実施しています。例えばオリジナルエンディングノート付きの終活準備講座や、葬儀にかかる費用についての講座を開催。樹木葬墓地や納骨堂などの永代供養墓を巡る終活バスツアーなど、初心者でも参加しやすいツアーも行っています。
「阪急交通社」は、「終活ウォーク」と題した終活ツアーを実施。樹木葬や納骨堂の見学をしつつ、ホテルランチを食べるといったプランです。横浜でのクルーズと一緒になっている「海洋散骨・疑似体験」プランもあり、"終活"と"旅行"を混ぜたようなツアーが増えているよう。
これらの終活ツアーには、「ネガティブな感情ではなく、ランチやクルーズと混ぜながらポジティブな気持ちで終活できるのが素晴らしいと思う」「棺の中に入って居心地を確認するツアーもあるって聞いて本当に驚いた」「ちょっと楽しそうだよね」「お墓に入るだけじゃなく、樹木葬や海洋散骨っていう新しい選択肢が増えるのもいいね」と肯定的な意見が多数上がっていました。
バラエティ豊かなプランも増え、より身近になった"終活ツアー"。あなたは参加してみたいですか?
文/藤江由美