いよいよテレビで観た名医に母を診てもらう日が来た!藁をもすがる思いで来たのに、衝撃の診断結果が.../うちの親にかぎって!

こんにちは。松風きのこです。4年前に母が認知症なのでは?と気づいたものの、本人と家族は病院に行くことを断固拒否。そのほかにも体のあちこちが痛いといって、ほとんど寝ている母。そんなとき、似たような症状がテレビ番組に。出演していた名医に診てもらえば、母の原因も分かるのではないかと、実家の福岡から東京に連れてきました。せめて体の痛みだけでも治せればと、藁をもすがる思いで受診したのですが...。

関連記事「親が東京に来さえすればこっちのもの! ようやく病院に連れて行くチャンスが/うちの親にかぎって!」

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痛みの原因さえ分かればと、藁をもすがる思いで来たのに「どこも悪くない」ですと!?

テレビで観た名医は、歩き方を見ただけで、原因不明の痛みを訴えどこの病院に行っても原因が分からなかった患者の、予想外の病名をピタリと当てていました。
うちの母もまさにこれ!足や腰、肋骨など日によって痛い箇所は違うけれど、毎日のように体のどこかが痛いと言っては寝ているのです。

福岡でも何件もの病院に行きましたが、原因は「神経痛」だろうということだけで、痛み止めを飲んでも治る様子はないし、そのせい(痛み止めの副作用?)で眠いのかもしれない。そして寝ているから脳がはたらかないのではないか、せめて体が動けば認知症も良くなるのではないか。もしテレビで観たのと同じ病名なら、その病院に行きさえすれば解決策が見つかるかもと、一縷の希望を託していました。

テレビの影響からか予約も困難でしたが、半年後にいよいよ受診できる日がやってきました。

それまでも何度となく受けた検査をまたひと通り受け、いよいよ診断が...。
しかし名医はさらっとおっしゃいました。

「うーん...どこも悪くないですね」。

え?どこも!悪く!ない!ですと!?

私も母も耳を疑いました。こんなに!こんなに痛いと言っているのに?痛くて身動きできない日もあったり、歩行困難になっていたりするのに?

どこも!ひとつも!悪く!ない!?

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名医は誠実に母の目を見ながら
「たんに筋力不足ですね。非常に痩せておられるし(このとき身長150cmで体重33kg)肉がないので内臓が骨に圧迫されて痛いのかもしれません。
こういう場合は薬は飲まない方がいい。どうぞたくさん食べて、日光に当たって、運動をしてください!」
と明るく言い放ち、湿布の1枚すら処方してくれませんでした。

 

やっぱり寝てばかりいるからなんだ。もっと歩かせなければ!と、スパルタ魂に火が。

私の想定では治療に最低でも1ヶ月か、もしかしたら3ヶ月くらいこの病院に通って、めどが立ったら福岡に連れて帰れるかな、それともここで治るなら、そのまま東京で一緒に暮らすか...くらい考えていたのに、いきなり治療終了!拍子抜け!

いやもちろん病気じゃないほうがいいに決まっているけれど、なぜかがっかりした私は間違っているのでしょうか? これじゃ迷宮入り?

でも以前から予想していたことが、やっぱりそうなんだ!という確信になりました。
痛いといって寝ているのは、病気ではなく怠けているからなんだ!
東京にいるうちに、外を歩く楽しさを教えなければ!これから毎日、もっと外に連れ出そう!と。ここで私のスパルタ魂に火がついてしまったのです。

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イラスト/にのみやなつこ

 

松風きのこ(まつかぜ・きのこ)さん

大学進学で上京し、広告制作会社でコピーライターを経験したのち、広告、雑誌を中心としたフリーライターに。父(82歳)母(81歳)は福岡在住。5年前、父が頸椎の手術をしたのを機に、それまで年に1週間程度だった帰省を3~4ヵ月間に増やし、さらに母が認知症と分かったため、東京と福岡を往復しながら遠隔介護中。母が認知症だとは気づかずに過ごした数年の間に、周囲がみんな逆効果の対応ばかりしていたことに思い当たり、この体験記を書くことに。

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