数年間介護したのに遺産額が一番下って!? 遺産相続の揉め事

昼ドラやサスペンスの中だけの話に思えてしまう"遺産相続トラブル"ですが、いつ自分たちの身に降りかかってくるかわかりません。お金の分配などが原因で、今まで仲が良かったはずの兄弟が争い合ってしまうことも。最近テレビ番組では、遺産相続で争いになってしまった3兄妹の話が紹介されています。

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15年間介護したのに相続額が最低?

以前「お金のモメごと解決します。今すぐ使えるHOW TO マネー」(フジテレビ系)では、"遺産相続"に関する揉め事を取り上げていました。今回紹介されたケースでは、3兄妹の末っ子にあたる女性"ユキコさん"が主人公。彼女は85歳の母親を15年間1人で介護していたのですが、兄妹の中で1番遺産額が少なかったそうです。

ユキコさんはある日、姉と兄に「お母さんの遺産、私は多く貰ってもいいかな?」と相談。15年に渡って介護してきた貢献分として月々の介護費用を5万円とし、合計900万円の増額を求めます。しかし兄は、「ユキコさんは親の土地に建てた離れに住み、土地を使用する権利を母からもらっていた」と指摘。金額は土地の評価額の2割にあたる600万円だと主張し、弁護士を交えた話し合いの結果相続額から引かれてしまいました。

介護を頑張ったユキコさんが損をしてしまうケースに、スタジオの出演者からは大ブーイングが。「長男・長女に罰が当たればいい」「兄弟の人柄がアウトじゃないですか!」などとざわついていました。デヴィ夫人も「感謝の気持ちが全然ないんですか?」とご立腹。MCの小籔千豊さんも、「六法全書に"感謝"って書いてないか?」と疑問を投げかけています。

しかし弁護士の佐藤大和さんは、「法律上ユキコさんの"介護をしました"って主張は、認められるためには『特別な貢献』が必要」と指摘。「特別貢献」とは親子の関係において「通常期待される程度を超える貢献」で、「母の状態が扶養義務以上の介護が必要だったか」がポイントになるそうです。


相続金が全くもらえないケースも!

番組で紹介されていたケース以外にも、遺産相続のトラブルは様々。昨年放送された「クローズアップ現代+」(NHK)では、義母を介護したにも関わらず相続金が貰えなかった女性が登場しました。そればかりか夫の兄弟に「遺産はもっと残っていたはずだ」と疑われてしまう始末。彼女は「いい長男の嫁であろうと、それなりにしたつもりが、すごく嫌な思い、つらい思いをした」と打ち明けています。

またネット上では、「自分の場合、遺言書があったにも関わらず『無理やり書かせた』って難癖つけられて揉めた」「義父の弟が急に『渡さない』って言ってきてバトル中」「一度分配したのに後からお金が出てきて言い合いになったなぁ」といった体験談が。後々になって家族が揉めないためにも、生前にしっかり準備を整えておいた方がよいのかもしれません。

文/藤江由美


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