男性が結婚するには経済力が必須?働く女性の"専業主夫"についての考え方

"専業主夫"という言葉が生まれたり、ヒモ男子を主人公にしたドラマ『ヒモメン』(テレビ朝日系)が話題になったりと、「女性が男性を養う」状況が注目を集めるようになってきた昨今。ネット上では「女が男を養うことはおかしいという風潮、どうしてですか?」という投稿が話題になっています。

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男性が結婚するには経済力が必須?

以前ある掲示板では、「女性の社会進出や男女平等を求めるのに、結婚となると男性に経済力がないのはダメと言う声が多いのはどうしてだと思いますか?」という質問が寄せられました。

回答の中でも多かったのは、「女性が出産育児家事介護してるのに、仕事まで任されるのはしんどい」「妊娠・出産があるんだからどうしようもないでしょ」「体のつくり的に男性に働いてもらわないと生活が不安定」「男性が子ども産んでくれて母乳も出るなら私が働くけど...」といった意見。中には「女性が仕事までするようになったら男の人は何するの?」といった声も上がっています。

また「女性で人を養えるほどの経済力を持つのは、現状だとなかなか厳しい」「同じ新入社員で同じ年数働いても、どうしても男の方が出世する社会だからねぇ」といった意見も。実際に厚生労働省が2016年に発表した調査によると、フルタイムで働く女性の平均賃金は男性の賃金の73%。この20年で差は10%ほど縮みましたが、それでも男性の平均賃金の方が高いのが現状です。


働く女性の約3割が"専業主夫"OK?

その一方で回答者からは「男の人が完璧に家事育児をしてくれるなら、むしろ仕事したい」「専業主夫が増えるのはいいことだと思うな」といった声も上がっていました。NPO法人日本FP協会は、20~50代の働く女性を対象にアンケートを実施。夫が専業主夫でもいいと回答した女性は、3割を超えると明かされています。

ちなみに同アンケートによると、「家事も育児も家計管理もできそうで専業主夫をお願いしたい男性」第1位にはタレントのつるの剛士さんがランクイン。2位に速水もこみちさん、3位に家事えもん(松橋周太呂)さんという結果になりました。これにはネット上でも「育休で話題になったつるのさんが1位は納得」「毎日の家事の中でやっぱり料理って割合高いから、料理上手は絶対にいい主夫になる!」「家事えもんが家で家事やってくれるなら、心置きなく働けるわ」といった声が続出。

今までと異なる夫婦の形にさまざまな声はありますが、時代によって家族の形は変わってくるもの。周りの意見ではなく、自分たちの一番納得のいく形を目指してみてはどうでしょう?

文/藤江由美


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