年を重ねた皆さんは、いつから、どんなふうに終活を行っているのでしょうか? 今回、50~80代の6名にその実態をレポート! 始めた年齢やきっかけ、方法もさまざまですが、みなさん、自分らしく終活に向き合っているようです。
坂田りつ子さん(65歳)の場合
■同居家族
夫(69歳)、三女(30歳)、義母(98歳)
■住まい
戸建て(持ち家)
■終活を始めた年齢
65歳
■終活を始めたきっかけ
64歳で入院を経験したのですが、自分に何かあったら、どこに何があるか整理しておかないと子どもが困るだろうな、と思ったことです。
■最初に行ったこと
・持ち物の整理(洋服や本など)。
・布団など日用品の処分。
■既に終わった終活
家計簿の処分。シュレッダーにかけて廃棄しました。残しておきたいメモやコメントは、その部分だけ切り抜いて保存しています。
■いま行っている終活
・持ち物の整理(洋服や靴など)。
・写真の整理。
・書類関係の整理。
■工夫していること、心がけていること
・持ち物の整理は、時間のあるときに少しずつやるようにしています。
・写真は「友人」「家族」「旅行」などジャンル別に仕分けして分かりやすく整理しています。
■これから始めたい終活
エンディングノートの記入。現在、書店などでどれがいいか見比べたりしているところです。
■悩んでいること、心配なこと
まだ始めたばかりなので、いまのところは特にありません。
■あなたにとって終活とは?
「子どもに迷惑をかけないためにしておくべきこと」。
いらない洋服などはリサイクルに出したりして、部屋が片付いたのはよかったです。
[終活カウンセラー協会・代表理事の武藤頼胡さんからひとことアドバイス]
洋服の整理を、空いた時間に少しずつ継続しているのが素晴らしいです! エンディングノートは「何が書きたいか?」を決めると選びやすいと思います。
取材・文/岡田知子(BLOOM)