年を重ねた皆さんは、いつから、どんなふうに終活を行っているのでしょうか? 今回、50~80 代の6 名にその実態をレポート! 始めた年齢やきっかけ、方法もさまざまですが、みなさん、自分らしく終活に向き合っているようです。
山田智子さん(57歳)の場合
■同居家族
夫(65歳)
■住まい
マンション(持ち家)
■終活を始めた年齢
57歳
■終活を始めたきっかけ
両親が住む実家に通いやすいように、近くに引っ越したこと。そのときに持ち物を片付けたりしたことが始まりです。
■最初に行ったこと
持ち物の整理(洋服や靴など)。
■既に終わった終活
家の住み替え。実家に近くて、駅にも近いマンションを購入しました。
■いま行っている終活
持ち物の整理(洋服や靴など)。
■工夫していること、心がけていること
・洋服は処分したものもあったが、リサイクルショップも利用しました。
・引っ越し先のマンションの周辺には親戚も多いので安心。助け合って生活して
いけるといいなと思っています。
■これから始めたい終活
持ち物の整理(食器など)。
■悩んでいること、心配なこと
相続の話をいつ、誰にしたらいいのか、将来、自宅をどうしたらいいのかということ。子どもがいないので、いずれ売却して介護施設に入ることを考えた方がいいのかな、とも思っています。
■あなたにとって終活とは?
「これからだんだんと分かってくること」。
まだ始めたばかりですが、年を取るにつれておっくうになると思うので、早めに始めてよかったです。
[終活カウンセラー協会・代表理事の武藤頼胡さんからひとことアドバイス]
年を重ねるとけがをする場所は家の中が多くなるので、暮らしやすく感じられるマンションへの転居は、より良く生きることにもつながります。近くに親戚がいて安心ですね!
取材・文/岡田知子(BLOOM)