今、医師や管理栄養士の間で「亜鉛」が注目されているんです。「病気しやすい」「やる気がなくなる」...こんな悩みの原因に「亜鉛不足」があり、日本人の約10〜30%が「亜鉛」欠乏状態と言います。そこで、医師の平澤精一さんと管理栄養士の岸村康代さんによる『長生きの切り札! 亜鉛チャージ健康法』(アスコム)から、お二人が提案する「亜鉛チャージ健康法」をご紹介します。
あなたが亜鉛不足かどうか、簡単チェック!
さて、みなさんはもしかしたら、「そもそも、自分には亜鉛が足りているのだろうか?」「亜鉛が足りているかどうか、確認する方法はないだろうか?」と思っていらっしゃるかもしれません。
そのため、ここでは、ご自身でもできる、亜鉛不足の簡単なチェック方法をお伝えします。
まず、次の中に当てはまるものがないか、考えてみてください。
・食べ物の風味(香りや味わい)がわからない
・味が薄く感じられて、しょうゆや塩、砂糖を多くかけてしまう
・何も食べていないときでも、常に口の中に苦味などを感じる
・最近、何を食べてもまずく感じられたり味がしなかったりするため、食欲が低下し体重が減ってきた
・甘いものを苦く感じたり、酸味や苦味などは感じても、甘味だけ感じられなかったりする
・とがった感じがして、塩味を不快に思う
・以前は好きだったものが嫌いになり、食べられなくなった
もし、いくつか当てはまるものがあったら、要注意です。
次の「味覚障害チェック」も一緒に試してみてください。
・コップを3つ用意し、それぞれに200ml程度の水を入れる。うち一つに耳かき3杯分程度の食塩、一つに小さじ2/3程度の砂糖を加える。
・よくかき混ぜ、目をつぶって置き場所を入れ替えるなどして、どのコップに何が入っているかわからないようにし、味がしないか、しょっぱいか、甘いかを判断する。
簡単! 味覚障害チェック
・同じコップを3つ用意
・水200mlを入れる
・よくかき混ぜておく
・コップの底などに、自分で確認できるよう印などをつけておく
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無味、甘い、しょっぱいを判断できればOK。
間違えてしまった場合は味覚障害の可能性あり!!
この「味覚障害チェック」 でも間違えてしまった場合は、亜鉛不足に陥っている可能性があります。
亜鉛が不足していれば、食事によって亜鉛をチャージするだけでなく、適切な対策をとる必要があります。
病院で血液検査をして、血清亜鉛値を調べてみましょう。
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