<この体験記を書いた人>
ペンネーム:あさみ
性別:女
年齢:35
プロフィール:外で遊ぶことが好きな娘に付き合うため、こちらも体力をつけようと運動を始めました。
年上の主人と年の差婚をしました。
主人とも年齢が離れている分、義両親とは孫と祖父母くらいの年齢差です。
80歳の義父は昔ながらの人間といいますか、女性を見下している感じが強く、義母のことは常にバカにしています。
結婚後は私のことも「こき使って当たり前」という態度です。
そして同居を始めてからは、なんでも私にやらせるようになりました。
私にも子供の世話などやることもあるのですが、とにかく自分優先という人。
主人も言ってくれましたが、逆ギレするだけ。
主人が怒ってからは、主人のいない時にだけ私を呼び出すので、確信犯ですね。
そんな中、町内会の集まりがあり、役員の義父は私も来いと言ってきました。
当時まだ一番下の子が生後半年。
特に役員になっていなかった私に何をさせるのかと思ったら、お茶出しや雑用。
他の役員の方には、なんで私が手伝っているのか不思議がっている人もいました。
そしてお酒が入って調子に乗った義父は、みんなが見ている前で私を罵倒し始めたんです。
まわりの役員の方たちは唖然とした表情。
元々義父は酒癖が悪いんです。
私をこき使っていること、女性を見下していることを得意げに語り続けます。
そして妊娠中の私に重い荷物を持たせて、その後切迫早産で入院したことも笑い話としてベラベラと話したところで...それは起こりました。
婦人部の女性陣が立ち上がって、大ブーイングを起こしてくれたんです!
「あんた最低だよ」
「お嫁さんはあなたの道具じゃないよ」
「どれだけ自分が偉いと思ってるの?」
さらに男性からも追い打ちが。
「今はそんな時代じゃない」
「お嫁さんがかわいそうだよ」
次々に責められ、義父はみるみる小さくなっていきました。
私は心の中でガッツポーズ。
町内会の人が周りに話したためこの話はどんどん広がり、なんなら誇張されて広まって義父はすっかり悪者扱い。
逆に私は、町内会の、特に年配の女性の方からよく声をかけてもらうようになりました。
「いじめられたら言いなさい」
「私たちはあなたの味方だから!」
そう、心強い言葉をもらえたのです。
今まで義父に何も言い返せなかった義母も、小さくなった義父を見て少しスッキリしたそうです。
今も私に対して命令口調は変わっていませんが「私には味方になってくれる人がたくさんいるんだ」と思うと、気分はすっかり軽くなりました。
今では義父の言葉を聞き流すことを覚え、毎日楽しく暮らしています。
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