私には無理...。自分が働く施設で実母を介護するという案/タオ

在宅で実母の介護を経験し、現在介護職で働いているタオと申します。

前回の記事:知らなくて苦しんだ認知症初期──学び始めた介護の知識がそれを少しずつ解消して

実親や近しい身内の介護は「私には無理」と思っている私。

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職場の有料老人ホームに転居してみては?と勧められた時、経済面でのゆとりや自分で面倒を見られる安心感が得られるものの、真っ先にお断りしてしまいました。親切心から声をかけて頂いているのもわかっていましたが、どうしても割り切れない自分の一面がつい出てしまいました。

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「身内の介護は出来ない」と思っている私に「どうして出来ないの?」と聞かれた時、うまく答えられませんでした。かわりに「どうして平気なんですか?」と聞くことも、答えによっては自分と比べて「わたしはなんて未熟なんだ」と比べて落ち込んでしまうのが怖くて出来ませんでした。

あれから何年も経ち、私のように「身内の介護は無理」という声があっても当然だと思うようになりました。例え私が頑張っても一瞬沈んだ顔をしてしまうのなら、お願いしている施設の職員さん達の出すピカピカの笑顔で接してもらう方が、いい場合もあると考えられるようにもなりました。

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タオ

北関東在住、母ひとり子ひとりで人生を適当に過ごしていたら、母親が若年性認知症になり生活が一変して四苦八苦することに。介護へのイメージが一変する出来事や、当時教えて欲しかったなと思う事を描いています。

タオさんのブログ:育児と介護漫画のタオブログ

 

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