<この体験記を書いた人>
ペンネーム:つよぽん
性別:女
年齢:38
プロフィール:2児のアラフォーママです。最近物忘れが多くなりました。旅行の準備さえできない自分に嫌気がさしています。
私は現在38歳です。最近バタバタしているせいか物忘れが多いのが悩みです。たとえば車で旅行へ行くとき、ETCカードを忘れてしまったり、温泉へ行くのにタオルを忘れてしまったりするのです。準備をしているつもりでも肝心な物を忘れてしまいます......。
そして、そんな準備さえできない自分にイライラしています。
夫もこんな私を見て呆れ顔です。そこで、なるべく必要なことや物は紙に記すようにしています。
そんな中、年末に仲のいい友人が海外で結婚式を挙げることになり、私たち夫婦を招待してくれました。海外へ行くのは約3年ぶり。もう行くことなんてないと思っていただけに、とてもテンションがあがりました。3カ月後である年末がくるのが楽しみでしかたありませんでした。
3カ月といっても油断しているとあっという間に来てしまいます。そこでさっそく海外旅行の準備を始めることにしました。まず絶対に必要な「パスポート」。私は保管しているはずの金庫へ取りに行きました。すると......あれ? きちんと保管しているはずのパスポートが1枚しか見当たりません。夫のパスポートだけが、どこにもないのです。どこかに置いたまま、金庫へ保管するのを忘れたのかもしれません。その場で考え込みましたが、まったく思い当たることがありませんでした。レターケースや財布など自宅内の思い当たる場所すべて探しましたが、見つかりません。
物忘れのヒドイ私ですが、一日じゅう探しても見当たらないのは相当のこと。もしかすると外出先で紛失してしまったかもしれないと、不安になりました。念のため夫にパスポートは知らないかと聞いてみましたが、「またお前がどこかに置いてしまったのでは?」と私を犯人扱いする始末です。絶対に私とは言い切れないのに、そんな言い方をされてカチンときます。
結局2、3日経ってもパスポートは自宅内で見つからなかったため、警察署へ行き「遺失物届」を提出しました。パスポートは身分証明書と同様、大切なものです。再発行をするにも、いろいろな手続きが必要でした。こんな大切なものを私はどこへやってしまったのか、物忘れのヒドイ自分のことが本当に嫌になりました。
警察署での手続きを終え、自宅へ帰ったときでした。夫が「思い出した!」と言い出し、2階のクローゼットへ走り出しました。なんと海外出張時に使用したバッグの内ポケットから、パスポートが出てきたのです。海外出張後に金庫へ返すのを忘れ、そのままカバンに入れたままにしていたようです。私は急いで警察署へ電話をし、再発行の手続きを中止しました。
そしてヒドイのが、ずっと私を犯人扱いしていた夫が、まったく謝るそぶりがないことです! 挙句の果てに笑って済ませようとする夫に、苛立ちは最高潮。物忘れは誰しもあることですが、最初から人のせいにするのはよくないこと。私はそう夫に伝えましたが、謝る必要なんてないと主張してくるのが理解できません。
スッキリしないできごとでしたが、こういった場面に出くわしたとき、わたしは決して誰のせいにもしないでおこう、と強く感じました。
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