「わたしも行ったのに!」家族旅行に義母激怒。以降はお伺いをたてて同行することに...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ちもちも
性別:女
年齢:52
プロフィール:子育てはほぼ修了。勝手気ままに暮らしたい、海外旅行大好き主婦です。

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現在70代半ばの義母は昔から働き者でフットワークが軽く、休日もじっとしていることが嫌いな人。片道高速道路で1時間強の道のりもものともせず、しょっちゅう我が家へ遊びに来ていました。それも思い立ったら即行動という人なので、こちらの都合や予定はお構いなしです。

今から15年近く前のことです。子どもが少し大きくなり、夫と私と子どもとで泊まりがけでの旅行をすることにしました。どこに行こうか、なにをしようかといろいろ計画をたて、ついに楽しみにしていたその日がきました。飛行機に乗り現地へ到着しウキウキ気分のわたしの携帯に、義母からの着信があったのです。

義母は何か連絡があるとき、たいてい夫ではなくわたしの携帯にかけてきます。出るといつもの調子で「明日遊びに行ってもいいか」と言います。家にいるときは拒否権のないわたしたちですが、このときは旅行中。「すみません、今〇〇に来てまして、明日も帰らないんです」と言うと、「えっ! 〇〇⁈ なんでもっと早く言ってくれないの! わたしも行ったのに!」と烈火のごとく怒鳴られてしまいました。そのあとは夫に代わり、いろいろ説明していましたが、義母の怒りはおさまらないようで......。最後には夫も怒り出しブチっと切ってしまう始末でした。

せっかくの家族旅行なのにいきなり泥を塗られたような気分になり、気持ちが沈みました。お土産を買い、帰ってからは子どもからも「おばあちゃん、今度は一緒に行こうね」と取り成してなんとかご機嫌をなおしてもらいました。

しかし、その後は年に1度か2度の家族旅行を計画するときは必ず、義母にお伺いを立てなければならなくなったのです。もちろん義父母の予定も考えなければならなくなりました。旅行先も義父母優先で配慮する必要があるので、旅先でも心休まることはありません。

義母はフルタイムで働いていて、自由になるお金はある程度あるので自分が使いたい時にお金は使う人。でも、旅行に関しては違うのです。対外的に「息子に連れて行ってもらった」と言いたいがために基本的には出してくれないので、義父母分の旅費のやりくりにも頭を悩まし、自然と旅行に行くのも億劫になりました。

10年前に義父が鬼籍に入り、やや体力の落ちた義母は最近こそ旅行に参加することも少なくなりました。ただ、あの頃を振り返ってもなぜ勝手に旅行へ行ったことを怒られ、その後お伺いを立てなければならなくなったのか......。釈然としない気持ちでいっぱいなのでした。

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