『鬼姑日記★同居なんてするもんじゃない』という嫁姑問題のブログを運営している「てち」と申します。ブログを通して出会ったたくさんの方が『嫁姑問題』という名の『家庭内でのいじめ問題』で悩んでいることもわかりました。
しかし、息子が成人した頃から、息子しかいない自分自身も将来、姑という立場になるということに危機感を覚えるようになりました。
そこで、姑を反面教師として、私自身はこれからどんな姑になっていけばいいのか、考えてみました。
1.知らないこと、できないことをバカにしない
まず一つ目は、『知らないこと、できないことをバカにしない』ということです。
イメージとしては、ドラマに登場する野際陽子さんが『あらやだ、あなた、こんなこともできないの?』とか、『こんなことも知らないなんて、どんな教育受けてきたのかしら』と、上から目線で語るような感じです。私自身も同じようなことを何度も言われました。
嫁は若いです。人生経験も豊富ではありませんから、当然、知らないことも、わからないこともあります。それをバカにされれば傷つき、相手を憎むことにもなるでしょう。姑側からわざわざ嫌われに行く必要はないと思うのです。
私が姑になったら、お嫁さんの初めての感動や、知識の習得に出会えたことを一緒に喜んであげたいです。
2.嫁と娘をあからさまに差別しない
二つ目は『嫁と娘をあからさまに差別しない』ということです。
こちらのイメージはドラマに登場する赤木春江さん。渡る世間は鬼ばかりの幸楽のお姑さん。嫁にはきつくあたり、娘には激甘でしたよね。うちの姑と舅も、娘にだけは特別扱いをしていました。誕生日プレゼントは娘だけとかね。内緒でやる分には、いっこうに構わないと思うのです。娘がかわいいのは当たり前でしょうから。でもそれを、嫁の目の前でやるのは、ルール違反だと思うのです。
立場の違いで人を差別するなんて、学校だったら先生に怒られます。
私が姑になったら、嫁だって実家の両親にとっては大切な娘なんだということを忘れずにいたいです。
3.詮索しない
三つ目は『詮索しない』ということです。
イメージはうちの姑です(笑) とにかく、どこへ行くにも、何をするにも、旦那(姑からすれば息子)のことにしても、孫のことにしても、私のことにしても、何から何まで知っていないと気が済まないわけです。だから、あれこれ聞いてくるし、つきまとってくる。これは嫁に嫌われる最速の手段だと思われます (笑)。
結婚するまでは『お嫁さん』と呼び、破談にならないように細心の注意をはらっていたはずなのに、結婚したとたんに『嫁』と格下げし、行動を監視下に置きたがる。
結婚し独立した世帯は、いつまでも自分の付属物じゃない。
私が姑になったら、人の詮索に時間を費やすよりも自分が楽しいと思えることを元気なうちに目一杯楽しんで、有意義な時間を過ごしたいです。
「子育て」が忍耐だったように、「嫁育て」もまた忍耐なのかも。
いつか私が姑の立場になった暁には、程よい距離感を保って、息子世帯と楽しく暮らせたらいいな、なんて妄想したりするのです。
年齢 50歳。義母は77歳。結婚と同時に24歳で完全同居を始めて26年。愚痴も不満も不安も笑いに変えて日々の生活を前向きに楽しんでいます。
※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。
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