<この体験記を書いた人>
ペンネーム:つよぽん
性別:女
年齢:38
プロフィール:40歳夫と8歳、5歳の子どもの4人家族です。とにかくお出かけが大好き。冬はウィンタースポーツを楽しんでいます。
わが家は40歳夫と8歳、5歳の子どもの4人家族です。とにかく外へ出かけるのが大好きで、週末は公園へ出かけたり、行楽地へ出かけたりとアクティブに過ごしています。外に出づらくなる冬は、ウィンタースポーツを楽しむのがわが家の定番です。ふだん目にすることのない雪に、子どもたちも大興奮。寒さを忘れて、家族みんなで思いっきり楽しんでいます。
毎年利用しているスキー場は、比較的アクセスがよいところです。道路は除雪されており、タイヤにチェーンを巻かなくても行ける日が多いくらい。ただ雪があまり降らない地域のため、ほとんど人工雪なのが残念なところ。そこで今年は少し足を伸ばして、別のスキー場へ行ってみることにしました。
スキー場のアクセス情報をネットで検索したところ、少々道は険しそうです。車がすれ違うのもやっとの道幅。さらに除雪が追い付かず、スタッドレスタイヤあるいはチェーン装着が必須とのこと。雪道運転に慣れていない私たちにとって不安はありましたが、「チェーンを巻けば大丈夫」という安心感を持っていました。
ですが、実際にスキー場へ向かってみると、想像以上に険しい道のり。道幅が狭いうえ、カーブが多いのです。さらに積雪があり、日陰になっている部分は路面が凍っていました。私は本当にチェーンだけで大丈夫かと夫に聞きましたが、「チェーンを装着しているから大丈夫」と言い切っていました。
初めて経験する険しい雪道に不安は募ります。ふとスイスイ上って行く車を見ると、ほとんどスタッドレスタイヤを装着していることに気づきました。このとき私は思ったのです。こんな雪道にノーマルタイヤで向かっていること自体が間違いだと。しかし今さら後に戻ることはできません。とにかくゆっくりとスキー場へ向かうことにしました。
なんとか無事に到着し、ひと安心です。苦労して上ったスキー場のコンディションは最高で、さっきまで不安だった気持ちは一気に消え去りました。100%自然雪で、スノーボードやソリなど存分に楽しむことができました。天気もよかったので、帰りは道路の雪も溶けているだろう。そう安心しきっていました。
ところが予期せぬ事態が発生しました。駐車場を出てすぐの下り道。カーブを曲がったときでした。後輪のタイヤがスリップしてしまい、車が大きく回転し始めたのです。突然のできごとで、恐ろしく言葉が出ませんでした。ガードレールのない道だったので、命の危険を覚えました。
幸い、車は2回転して静止。対向車はおらず、車が壁に接触することもありませんでした。本当に幸運としか言いようがありません。運転していた夫も初めてのスリップを経験し、チェーンを過信しすぎていた......と言っていました。
雪道の恐ろしさを知らない、素人の愚かさを身に染みて感じたできごとでした。それ以来、雪道を走るときは必ずスタッドレスを装着しています。また万が一スリップをしてしまっても焦ってハンドルを急に操作しないなど、対応について考えさせられるきっかけになりました。ちょっとした過信が大事故につながることを痛感しました。
関連記事:車でお出かけの際はご注意を! 長距離運転前にしておきたいタイヤ点検
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。