<この体験記を書いた人>
ペンネーム:つよぽん
性別:女
年齢:38
プロフィール:2児のアラフォーママです。仲のいい義姉が2人おり、家族同士で食事や旅行へ行くなどいい関係を築いています。
私には40歳の義姉Aさん、42歳の義姉Bさんがいます。お互いに同世代の子どもがおり、家族同士で旅行へ出かけるなど仲のいい関係です。特にAさんには子ども服のお下がりをもらったり、食事をご馳走してもらったりと大変お世話になっています。誰に対しても平等に優しく、面倒見のいいステキな女性です。会うたびに、こんな女性になりたいと感じています。私とたった4歳しか離れていないのに、かなり年上のお姉ちゃんといった感覚です。
BさんはAさんと性格が真逆です。とてもサバサバした性格で、あまり人に対して気を遣わないタイプ。悪く言えば自己中心的な性格です。そんな性格なので私も気を遣うことが少なく、付き合いやすくて助かっています。しかしひとつだけどうしても気になることがあるのです。
家族同士で集まって、外食をする機会がよくあります。3家族が集まると、子どももあわせて総勢13人。とにかく賑やかで楽しい時間です。いつもより食事が美味しく食べられる気がします。ただ食事が終わりに近づくにつれ、私は憂鬱な気分になるのです。それは「食事の会計」です。いつも気前のいいAさんが、いち早く伝票を手に取りレジに向かっていきます。いくら一番年上だからと言っても、毎回ご馳走になるわけにはいきません。私は「毎回悪いので、支払わせてください!」と言うのですが、Aさんは「かまわないよ」とお金を受け取ろうとしません。
そんななか、ふとBさんを見ると財布すら出していません。笑顔でAさんに「ゴチになりま~す」と軽くひと言だけ言い、お店をあとにするのが日常茶飯事です。私はいつもAさんに支払ってもらうのが当たり前に思っていることが、腹立たしくて仕方がありません。Aさんは専業主婦です。特別裕福な生活をしているわけでもありません。ただ気前がいいのです。
焼肉屋さんで食事をした日は合計で4万円もかかっていました。こんな大金を一人で負担するなんて大変すぎます。私が一番年上だったとしても、高額な食事代を負担するのは考えられないことです。
そこで私はBさんに「毎回Aさんに食事代を支払ってもらうのは悪いので、今後は割り勘にしませんか?」と相談してみました。するとBさんの顔が一気に曇り「好んでしてもらっていることだから、気にしなくていいんじゃない?」とそっけなく返されてしまったのです。
想像しなかった言葉に返す言葉がありませんでした。もしかするとAさんは自分がすべて支払うのが当たり前になってしまい、今さら割り勘にしづらいのでは? などいろいろと考えてしまいます。単に私が気にしすぎているだけでしょうか。捉え方は人それぞれだと感じました。
Bさんの言っていることも分かります。しかし財布すら出さず支払ってもらうのが当たり前に思っていることは、如何なものでしょうか。人生はギブアンドテイクだと思っています。物やお金でお礼をするのも方法ですが、まずは言葉や行動で感謝の気持ちを伝えるのがマナーだと、Bさんを見ていつも感じています。
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