こんにちは。斗比主閲子と申します。
アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。
※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)
【前回】株の大暴落によって高級車一台分ほどの資産が目減り...それでも私がパニックに陥らなかった訳
9月に自民党の総裁選があり、石破さんが選ばれて次の首相になりました。
ニュースでは石破さんがどんな政策をするかが取り上げられていましたが、先んじて大きな動きがあったのが株式市場です。
石破さんが正式に首相になる10月2日より前、9月30日に大きく日本企業の株価が値下がりしました。
日経平均が2000円下落し、『石破ショック』と呼ばれています。
背景には、石破さんの経済政策があります。
庶民の生活のため為替は今より円高がよく、投資の利益への税率を引き上げるという方針を示していました。
為替が円高になれば海外売上高の大きい日本の大手企業の利益は減少しますし、投資の利益への税率が上がれば投資意欲が減退する人もいます。
どちらの政策を取っても、株式市場には悪い影響がありますから、「石破首相、誕生! 株価、下落!」ということになったわけです。
かく言う私も石破さんの経済政策には若干心配をしていました。
株式投資を「99%が投機です」とインタビューで語っていたからです。
確かに短期間での株式の売買はギャンブル性が強いです。
ただ、1年以上の中長期的な期間での投資は、企業業績が反映されます。
株式投資が本当にギャンブルであれば、上場企業の経営者は神頼みをすることしかなくなります。
そんなことはないですよね。
経営者は会社が成長するよう様々な施策を打ち出し、それにより企業の業績は良くなり、株主に還元できる利益が増えるという形で、株価に影響はあります。
では、石破さんが首相になって株価が急落した時、株式投資を止めようとしたり、一部の資産を売却したかといえば、私はいつものように特に何もしませんでした。
正確には、ネット証券で毎月一定額の投資をするよう設定していますから、自動的に投資をするのを継続していました。
なぜ、株価の急落があっても投資を継続しているかというと、以前にも書いた通り、私は中長期的に自分の資産を増やしたいと考えているからです。
長く投資をしていると株価が急落することはあります。
そんなときに、まとまったお金が必要になったら、私もかなり悩むと思います。
ただ、私が投資しているお金はあくまで余裕資金。
使い道のないお金ですから、短期間で多少金額が下がろうとも、売って現金にする必要はありません。
余裕資金を投資して、10年、20年後に増えていてくれたら嬉しいと思って投資をしていますから、たった数日、新しい首相が決まったことでの株価の乱高下はどうでもいいことなのです。
ちなみに、石破さんが首相になった時に起きた急激な円高と株安は、2週間経った今となっては、どちらも前の水準に戻っています。
石破さんがその後かなりフォローしたこともあるでしょうが、あれだけ大騒ぎしたのは何だったのだろうと思います。
もし、世の中の出来事次第で、自分の投資をしている資産の上下が激しく変わることが気になるなら、ニュース断ちをしたり、そもそも投資する金額を減らしたりすることがお勧めです。
私は、10年以上長いこと投資をしてきて、さすがに一喜一憂する気力も失ってしまい、一日で勤め人の月収分の評価損が発生するぐらいなら、特に何も感じなくなってしまいました。
「投資のコツは、趣味や仕事に打ち込んで投資をしていることを忘れること」なんて言われたりしますが、長期投資で資産を増やすつもりなら、忘れるぐらいがちょうどいいと私も思います。
以上、今日はこんなところです。
どなたかのお役に立てれば幸いです!
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