「40代の女性です。みなさんは就寝前になにか聴く習慣はありますか? 私の友人は意外なものを聴いていました」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■旅行の夜、友人が聴いていたのは懐かしのアレ
10年くらい前、同世代の友だちと2人で旅行した時のことです。
そろそろ寝ようかという時間になると、彼女がイヤホンを取り出し、スマホでなにかを聴き始めました。
気になったのでなにを聴いているのか質問したところ、「古文の朗読を聴いている」と言いました。
古文の朗読!? 古文なんて、高校卒業してからまったく縁がなかったのでびっくりしました。
「そうなんだ。知らなかったけど、古文好きだったんだね」
「好きじゃないよ、むしろずっと嫌いだったんだよね...。高校時代も全然分からなくて苦手だったし、あんなに頑張って覚えた文法や用語もぜんぜん覚えてないの」
嫌いなら聴かなきゃいいのでは? と思いましたが、友人は続けてこう言いました。
「古文を聴いているとすぐ眠れるんだよね。なんか習慣になっちゃって、いまでは古文がないと落ち着かないんだよね」
彼女は一時期寝付けなかったようで、いろんな方法を試したそうです。
小説の朗読やラジオを聴きながらだと、続きが気になって余計に眠れなくなってしまうそう。
外国語ならば内容が分からなくて気にならないのでは? と思い、英語や中国語を聴きながら寝てみたそうですが、耳慣れないせいか途中で目覚めてしまうのだとか。
その点、古文は馴染みがないわけではないけれど、意味は分からないし興味もない。
そのためすぐ寝落ちできて、朝までぐっすり眠れるという結論にたどり着いたそうです。
ちなみに、古文を聴くとすぐに寝てしまうため、毎日聴いていてもまったく詳しくならなかったそうです。
■夫はさらにすごいものを聴いていた!
私は眠る時になにかを聴く習慣がないため、その話にびっくりしました。
その後、結婚した夫(53歳)もなにか音声を聴きながら寝たいと言っています。
寝ながら聴くのであれば音楽でいいのでは? そう思ったのですが、夫の言い分もなかなか個性的でした。
「音楽はどうしても盛り上がる部分があるので、その部分で目が覚めちゃうんだよ。盛り上がりがない、同じような曲を毎日聴くことになり飽きちゃうから、朗読とかのほうがいいんだ」
夫の場合、ジャンルはなんでもいいらしいのですが、「歴史、雑学、宇宙の話」といった感じで、そのときどきの気分によって変わります。
一時期、怪談を聴くのにハマっていたそうで...。
「今日も怖い夢を見た、あ〜怖かった。あれは絶対、寝る時に聴いた怪談のせいだ」
なんてことを毎日言っていました。
そんなに怖いならやめればいいのでは? でも「分かってるんだけどなぜかやめられないんだよね、クセになるというか...」
などと言いながら怪談を聴き続けていたのでした。
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