「50代の女性です。アメリカの方々のクリスマスプレゼントへの情熱に、日本人の私がついていくのは正直大変! 毎年苦しんでいます...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■甥っ子たちへのプレゼント。喜んでくれるのは嬉しいけれど...
夫(44歳)の妹(アメリカ在住、41歳)夫婦には、2人の男の子(15歳と14歳)がいます。
毎年クリスマスにプレゼントを贈るのですが、彼らの成長に伴いリクエストの難易度が上がり頭を抱えてます。
アメリカの方々のクリスマスプレゼントへの情熱に、日本人の私がついていくのは正直大変です。
1996年にアーノルド・シュワルツェネッガーが出演した『ジングル・オール・ザ・ウェイ』というコメディ映画、みなさんはご存知ですか?
主人公が息子のプレゼントを手に入れるため、おもちゃ店や警察などを巻き込んで大騒動を起こすコメディです。
そんな映画が作られるほど、アメリカではクリスマスプレゼントは大変重要で、また大人にとっては子どもの欲しいものを入手することが、まるで任務のようになっています。
そうなるとクリスマスの意味は? と言いたくなってしまいますが...。
夫と妹はあまり裕福ではない家庭で育ち、友だちがたくさんのプレゼントをもらっている中、我慢していた経験もあるため、子どもたちにはそんな思いをさせたくない気持ちも強いようです。
その気持ちやアメリカの文化は理解できますが、日本人がその慣習に巻き込まれると「クリスマスは苦しみます」という洒落の1つも言いたくなります。
■「無いものは無いの!」リクエストの難易度が高すぎて...
今回の15歳の甥の希望は、大人気アニメのコスプレのための草履、14歳の甥は90年代に流行した日本のアニメのグッズでした。
15歳の甥のアニメの登場人物は全員和装です。
嫌な予感がして、足のサイズを確認したら、なんと30センチ!
おまけに鼻緒は赤! そんな無茶なと思いながらも店舗、ネットなど探しましたが見当たらず...。
夫から妹に状況を説明してもらったのですが「クリスマスに息子の欲しいものがないなんてありえない」との返事。
サイズや鼻緒の色など「条件に合うものは入手困難だよ」と伝えても納得せず、クリスマスは子どもの希望のものを必ず用意するべきだと熱弁され、困り果ててしまいました。
なんとか30センチの雪駄を見つけ、鼻緒は「赤い布をまくといい」とお店の方が教えてくれて事なきを得ました。
14歳の甥の希望は、ネットを探しに探してなんとか購入。
アニメ自体は有名ですが、少し前に流行した作品のためなかなか見つからず、こちらも難航しました。
毎晩ネットで探していたときは、登場人物の名前を危うく自分の書類に記入しそうになるほど頭の中が占領されている状態でした。
確実に受け取れるように11月下旬には発送するのですが、おかげで私にとってはクリスマスは11月で完結、日本がクリスマス一色の頃には「もう勘弁して」という気分でした。
準備に約2カ月を費やし、今回は何とか無事に希望を叶えることができ、甥っ子たちも喜んでくれたようで何よりですが、次回のクリスマスはどうなるのか?
正直、いまから憂鬱です。
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