気に入った物は吐くまで食べ続けてしまう...食べる量をコントロールできない認知症の母/ワフウフ

みなさんこんにちは! ワフウフです。

アルツハイマー型認知症になった母・あーちゃんの介護を姉・なーにゃんとふたりでしています。

認知症が発覚した当時母は自宅で父・たんたんとふたり暮らしでしたが、父の母への精神的・経済的なDVが酷く、また介護への協力も全く得られなかったため、母は2019年4月に父から逃れて介護付有料老人ホームへ入居しました。

【前回】認知症の母が「こちらはどなた?」お正月の挨拶に来た孫のことが、ついにわからなくなって


母が老人ホームに入ってから1年もしないうちにコロナウイルスが流行り出したため、母と一緒に外で食事をすることが難しくなりました。

それでも一年に一度、お正月には老人ホームの許可が出れば母を外出させ、姉夫婦とワフウフ家皆でおせちを囲むようにしています。

しかし...そのたびに母の認知症の進行を感じて驚かされるのです。

母は元々周りにとても気を使う人でした。

しかし、今では人数分しか数がないおせちでも、自分の好きなものだとお構いなしにひとりで食べ尽くしてしまうようになりました。

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食事が始まって早々にデザートのミニ大福の包み紙が7つも母の皿に載っていたときにはたまげました。

おかずもさつまいもの甘露煮や栗きんとんなど甘いものばかりをずっと食べます。

甘いものではなくても、気に入るとそればかりをひたすら食べます。

そして、恐らく食べた記憶も残らなければ満腹感も感じなくなっているのでしょう、止めない限り黙々と食べ続けるのです。

ある年は、姉の作ったお寿司を気に入った母は何度それをおかわりしたことでしょう。

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吐くまで食べるのです。

それが認知症なのです...。

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それに気づいてからは、糖尿病の母のためおせちの中からデザートは前もって取り除いておき、甘いおかずもタイミングを見てテーブルから下げるようにしたりと工夫をしています。

食べるものも食べる量も自分でコントロール出来なくなってしまった母と食事をするのは正直気が抜けなくて大変ですが、たとえ娘たちや孫たちとお正月を一緒に過ごした記憶は残らなくても、楽しかった気持ちが母のどこかに残るのならばそれで良いと思っています。

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そして、母が少しでも長くそんなお正月を迎えられることを願ってやみません。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

ワフウフ

アラフィフの主婦。昭和を引きずる夫、大学生の長男、高校生の長女の四人家族。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。電車で1時間半強かかる場所に住む実母の生活のフォローに姉とふたりで四苦八苦する毎日を、イラストと笑いと毒をほんのり混ぜながらブログに綴る。

ワフウフさんのブログ:「アルツフルデイズ」

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