「訪問歯科診療」って? 認知症義母の歯科治療を自宅で! 初めて尽くしのドタバタ体験談/山田あしゅら

こんにちは山田あしゅらです。

義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴ったブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。

ここに書いてきた13年間の記録をもとに今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。

【前回】自立歩行が困難な認知症義母。教わった方法で「手引き歩行」してみると...思わぬ代償が!

歯科の診察を受けたのち、いよいよ訪問歯科診察が始まりました。

訪問歯科診療ってどんなことをするのか?

ご存知ない方も多いかと思います。

『訪問』ですから治療の場は大体自宅や居住スペースということになるのですが、設備が整っていない場所でどうやって治療するのか?

私も始める前は分かっていませんでした。

機材も技術も想像以上に進歩しているんですね。

クリニックで行う治療とほとんど変わりなく、歯石を取ったり虫歯を削ったり必要とあればポータブル機材を使ってレントゲン撮影だって出来てしまうのには大層驚きました。

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クリニックの方針で多少違いはあるかも知れませんが、受け入れ側の準備として我が家の場合はこんなところ。

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義母が普段座っている椅子は足のむくみ防止のためやや低めなので食卓イスに座らせることにしました。

寝たきりの患者さんの場合はベッドで治療することもあるのだそうです。

また、治療機材は電源が必要です。

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口をゆすいだ水を捨てる洗面所などが近いと尚よいでしょう。

歯科医師さんや歯科衛生士さんは2~3人態勢で車を使って来てくれます。

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そして皆さん、いつも大荷物。

車庫から義母がスタンバイしている居間は玄関経由で来ると大回りしなくてはならないので、入って来るのはいつも居間の掃き出し窓からです。

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もちろん、家の車は事前に移動しておかなくてはなりません。

始めてみると、通院と同じくらい大変(笑)

けれど最初は緊張気味だった義母も自宅という安心感からか前回のクリニックでの大騒ぎもなく多少落ち着いて治療が受けられていたようです。

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そう。多少ね。

歯科治療は継続することが多いものです。

義母の訪問歯科治療はその後、毎週続くこととなりました。

ただ訪問を希望する患者さんは思いのほか多くスケジュールはいっぱい。

予約もこちらの都合とばかりにはいかないようです。

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訪問歯科導入もそれなりに覚悟は必要だったりしますけど、義母が自分でゴハンを出来るだけ長く食べられるためにも致し方なしってところですかね。

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健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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山田あしゅら

60代主婦。3人の息子は巣立ち、孫が2人いるおばあちゃん。 義父・太郎を平成31年4月(享年90歳)、義母・はな子を令和2年11(享年95歳)をそれぞれ見送り、現在は夫と二人暮らしをしている。 13年間にわたり義父母の介護の奮闘を綴ったAmebaブログ 「13番さんのあなー介護家庭の日常(現・13番さんのつぼ)」をもとに 平成29年7月『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』を出版。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

山田あしゅらさんのブログ:13番さんのつぼ

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