認知症の義母の歯科診察。歯のレントゲンを撮るのにプチパニック状態で.../山田あしゅら

こんにちは山田あしゅらです。

義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴ったブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。

ここに書いてきた13年間の記録をもとに今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。

【前回】「食べる」動作がおぼつかない認知症の義母。気づけば虫歯だらけになっていて...

初めは大人しく歯科の診察を受けていた義母。

長引く診察に疲れたのか、次第に不機嫌顔に変わってきたのが気になっていました。

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最後はレントゲン撮影です。

そういえば以前、整形外科でレントゲンを撮ったことがありますが

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この時は骨折直後とあり、台に乗せるのに一苦労しましたっけ。

今回は歯のレントゲンだから台に乗ることはないにしても、撮っている間、静止しなければならないことを果たして義母が理解できるのかどうか?

イヤな予感がよぎります。

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レントゲン室へ義母を見送った後、私は小窓から中の様子を伺います。

するとイヤな予感は見事に的中。

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最初は2人ほどで行っていた対応が1人、2人と助っ人が増えていき、レントゲン室はにわかにプチパニックとなってしまったのです。

義母のストレスがピークに達していたこともあったのでしょう。

普段は穏やかな義母ですが完全にご機嫌斜めで時折大声が聞こえます。

結果、格闘すること30分近く。

歯医者さんもスタッフさんもヘトヘトになって

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終始不機嫌モードの義母と共にレントゲン室から出てきました。

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ただ、このことは義母の現状を分かってもらうには十分だったようで、通院が難しいことも理解してもらえました。

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訪問部も無事OKが出ましたが、訪問歯科は利用希望者多数でスケジュールが結構タイトらしく、その上、連休前とあって訪問開始はまだ先になるとか。

衰えが進む高齢者の健康を維持するのは生半可なことではありません。

歯医者さんやお医者さんの助けは不可欠なものですが

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その援護を得ようとするならば介護者の奮闘努力もそれなりに必要なのです。

おいしく口から食べられる。

それは義母の最後の生き甲斐。

おっかさんの歯のために、がんばれとしお氏。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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山田あしゅら

60代主婦。3人の息子は巣立ち、孫が2人いるおばあちゃん。 義父・太郎を平成31年4月(享年90歳)、義母・はな子を令和2年11(享年95歳)をそれぞれ見送り、現在は夫と二人暮らしをしている。 13年間にわたり義父母の介護の奮闘を綴ったAmebaブログ 「13番さんのあなー介護家庭の日常(現・13番さんのつぼ)」をもとに 平成29年7月『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』を出版。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

山田あしゅらさんのブログ:13番さんのつぼ

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