こんにちは山田あしゅらです。
義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴ったブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。
ここに書いてきた13年間の記録をもとに今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。
【前回】戦慄の光景にゾッ! ハサミを義母に向けている義父を発見。一体何を!?
以前義父は常時ヘルメットをかぶっていました。
元はと言えばこのヘルメットは、病気(脊髄小脳変性症)で転倒が増えたのを不安に思い
義父自身が購入。
その後は外出時だけでなく家の中でも愛用するほどだったのです。
しかし最近はどうもかぶりたがらない様子です。
数年前に比べたら義父の行動範囲は大きく減り、動きが小さくなった分、大仰な転び方は鳴りを潜め、ふわ~っとゆっくり転ぶようになりました。
大きな怪我につながることが少なくなったのは幸いですが、身体の動きはぎこちなく、家の中でも尻餅をつくことがたびたびです。
そして先日はとうとうデイサービスでも帰りの送迎時、転んで頭を打ってしまったと
帰宅するなりスタッフに平謝りされてしまいました。
詳細を聞くと、やはり、激しく転倒したわけでなく
バランスを崩して
尻餅をつき
そのまま後ろに倒れて頭を打ったとか。
『送迎時』は一斉に多くの利用者さんを移動させなくてはならないため、デイサービスのスタッフが一番神経を使う時間なのです。
順番に移動する際、その他の人は大人しく待機していてくれれば良いのですが、ゴーイングマイウェイの義父に『待て』は効きません。(家でも同じパターン多し。)
思い付いたが100年目。
一人では上手く歩けないこともスタッフの静止も忘れてしまうようで自分勝手に動いたのが転倒の原因でした。
帽子の中に氷の袋を仕込んでもらって
ご帰還の義父。
頭を打っているということなので帰ってからもしばらく様子をみていましたが
当人、しれっとしたものです。
幸い何の不調もなく、次のデイサービスも無事利用出来ましたが、本当はスタッフも私も
ヘルメットを被ってほしいんですよね。
けれど
デイサービスに通い始めて『洒落気』が出てきた義父。
デイサービスへ行く朝はヘルメットプチバトルが毎度、繰り広げられるのでありました。
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