わざわざパワーを使って注意する係なんて...。誰かが引かないといけない貧乏くじ

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:くわりん
性別:女
年齢:49
プロフィール:海外旅行が好きな独身OL。

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気がつけば私も40代後半。会社では中堅より少し上の世代となり、部下や後輩を持ち、仕事を教える立場になっていました。この年齢になってみてわかったことや、イヤだと思うことがあります。それは、会社での自分の立ち位置です。

おそらくどの会社でも一人や二人はいると思いますが、いわゆる中堅世代は、上司や部下の狭間になり、時にイヤな立場を買ってでることや、買ってでなくてはいけない雰囲気になることがあります。職場でこの中堅世代になった私は、多々避けては通れない場面に出会うようになりました。特に誰かに言われるわけではないのですが、その場の雰囲気や空気で、「これって、私が言わなければいけないんだよな......」と、毎回貧乏くじを引く思いでイヤな役回りをしています。

つい先日も、部下の女性の一人が、会社に遅刻をしてきたことがありました。メールや電話で遅刻の連絡はなかったため、最初は心配していました。ですが、当の本人は10分以上も遅刻して出勤してきたうえ、申し訳なさそうな顔で社内に入ってくるわけでもなく、いつもの出勤と何ら変わらない様子で社内に入ってきたのです。

昭和世代の私や上司達は、その態度にまずビックリしました。そして、何となく社内の空気が、「今回は誰が注意するのかな......?」という雰囲気に。そこで私が注意することを自ら買って出ました。もちろん私の気持ち的には、貧乏くじを引く思いです......。

誰だって好き好んで注意をしたいわけではありません。注意する側も、使わなくてもいいパワーや時間を使いその人を注意するのですから。それに、注意したことで煙たい存在になるのは確か。でも職場で誰かがやらなくてはいけないものだから、だから中堅世代の私が買って出るのです。
もちろん、そんな気持ちは部下には通じません。注意した後は、予想通り「注意する人=嫌いな人」になり、部下や後輩からは煙たがられてしまいます。まさにこれが貧乏くじです。貧乏くじだとわかっていても、誰かが引かないといけないくじというのがやっかい......。

私達世代は、空気を読む力ばっかり職場で訓練されてきたように思います。きっと私達の上の世代の人達も、同じ思いをしながら、私達世代を育ててくれたのでしょう。

部下の世代の人達も何十年後私達と同じ世代になった時に、そんな我々の気持ちに初めて気づくものかもかしれない、と今は思っています。

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