地震に備えて自宅を建て替えたい! しかし義父という「ラスボス」が立ちはだかり.../山田あしゅら

こんにちは山田あしゅらです。

義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴った ブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。

ここに書いてきた13年間の記録をもとに今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。

【前回】長年の介護生活で出来た「義父のトリセツ」。自称「じじいマスター」の私の介護スキルは

いつから『介護が始まった』か正確な時期ははっきりとしないのですが、義父が障がい者手帳を受理したのは2003年。

義母が要介護認定を受けたのは2007年(最初は要介護2でした)。

この記事は2015年の話なのでもうかれこれ12年ほどが経過していました。

私たち夫婦の生活は義父母の介護によって、次第に様々な制約が生じ始めました。

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人生設計が思い通りに進まないのはある程度覚悟の上ですが、自分たちの先々のことを考えると『タイミング』が外せない事柄も出てきます。

中でも一番の懸案事項は

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今の家をどうするか?ということでした。

1995年の阪神淡路大震災で『耐震』と言う言葉が一気にクローズアップされ、わが家も義父の提案により耐震診断を受けたのですが、何と『倒壊の危険アリ』という調査結果が!

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義父のこだわりで改築増築を繰り返し、つぎはぎで今の形になった我が家は5~60年前に作った部分もあり、こんな結果が出たのも不思議はないかも知れません。

この地方も当時から大震災はいつ来てもおかしくないと言われており不安は日々募っていました。

しかし、自慢の家を作り直すなんて考えられなかったのでしょう。

義父が具体的に動くことはなく

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その後の介護生活突入で私たちもそれどころでなくなり家のことは棚上げされたままになっていたのです。

けれど、あと3年もすれば夫としお氏も還暦。

じきに年金生活を迎えるとなれば今が最後の『タイミング』と思われます。

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思い立ったが吉日。

工務店のスタッフに家まで来て家全体を調査してもらい専門的な意見を聞いてみました。

結論から言うと、この家は部分的に作り直しても強度の面で不安が残るのでリフォームはお勧めしない。

大枚かけてリフォームしても納得のいく結果は得られず、結果、費用も建て替えとさほど差がなくなってしまうとのことでした。

こうして 私たちの目標は『建て替え』にシフトチェンジしたのですが、問題は...

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やはりこのラスボス(笑)

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自分の建てた家に強いこだわりを持つ義父にどうやって建て替えを切り出したものか...。

早速夫婦二人、綿密な作戦を練り

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日曜日の朝食後

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説得開始でございます。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

山田あしゅら

60代主婦。3人の息子は巣立ち、孫が2人いるおばあちゃん。 義父・太郎を平成31年4月(享年90歳)、義母・はな子を令和2年11(享年95歳)をそれぞれ見送り、現在は夫と二人暮らしをしている。 13年間にわたり義父母の介護の奮闘を綴ったAmebaブログ 「13番さんのあなー介護家庭の日常(現・13番さんのつぼ)」をもとに 平成29年7月『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』を出版。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

山田あしゅらさんのブログ:13番さんのつぼ

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