「使えん! こんなものいらん!」母にプレゼントしたのにネチネチと嫌みを言う父の真意は?

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:abby
性別:女性
年齢:56
プロフィール:猫ラブ・ベジタリアン・夫は外国人。

「使えん! こんなものいらん!」母にプレゼントしたのにネチネチと嫌みを言う父の真意は? 27.jpg

2022年の暮れに実家の母(80歳)にタブレットを送りました。

数年前に買ったものですが、まだまだきれいで十分使えます。

遠くに暮らす母は80歳になり、「コロナで外出も控えているから、気分が下がってあまり元気がない」と言います。

こう言われると、いつも以上に母のことが気にかかります。

タブレットを母に使ってもらえれば、大好きな韓流ドラマをいつでも見られますし、脳トレゲーム等もできます。

こんなことを思いついた私は、母に「使っていないタブレットがあるんだけど、使う?」とメールをしました。

母はタブレットがどういうものかも分からない人ですから、母に代わって父(87歳)から「是非送ってくれ、助かる」とメールが返ってきました。

私はすぐにタブレットを郵送し、「Wi-Fi設定が終ったら使い方を教えるので連絡が欲しい」と伝えました。

そして大晦日の夕方、父から電話がありました。

「今、家のWi-Fiにつなげたけど、スピードが遅くてこんなの全然使えない。だめだ、だめだ、こんな代物。使いものにならない。送り返そうか?」

言いたい放題です。

「せっかく送ったのだから送り返さなくていい」

「いや、こんなタブレットは使えない」

説得しても「使えない」の一点張りでした。

「古いタブレットだけど、まだ使えるよ。母が好きな映画やドラマが見られるし...」

「あー、あいつはそんなの見ない。忙しくて映画なんて見る時間なんてない」

強い口調で返してくる父にだんだん腹が立ってきた私は「父に送ったものではなく、母に使ってもらいたくて送った」と言いました。

結局、正月を迎える準備で忙しいので、年が明けて母から私に連絡させると言って父は電話を切りました。

「是非送ってくれ、助かる」と言ったから送ったのに、父の無神経さに腹が立って仕方がありませんでした。

期待していたような代物ではなく残念だったのかもしれませんが、それでも一言ありがとうと言って、嫌なら使用しなければ済む話ではないでしょうか。

わざわざ電話で「こんなもの使える代物じゃない」と言ってくるなんて、まったく理解に苦しみます。

人の好意を無下にする、それが自分の父だと思うと余計に悲しくなります。

それから1週間ほど経って、母からやっと電話がありました。

そのときに、こんなの使えないとさんざん父に言われたことを伝えると、母はその会話を横で聞いていたようで、「半分はあの人の冗談よ」と言います。

えっ、まったく冗談に聞こえなかった、嘘でしょ?

でもちょっと待って、半分冗談ということは、半分は本気?

私はまたモヤモヤしてきました。

母に「そのタブレットはお母さんに送ったのだから、父には触らせないで」と言うと「そんなこと言ったらお父さんが気を悪くする」と母。

父のきつい冗談に傷ついた私の心を少しは考えて欲しいのに、そこまで考えが及ばないのはなぜでしょう。

でも、腹が立っても数日経つとまた実家の両親のことを考えてしまう私...親ってなんなのでしょうね。

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