「ご近所付き合いの距離感」の難しさよ...気遣いをしたつもりが逆効果だったようで

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:大家ぽん子
性別:女性
年齢:65
プロフィール:1歳年上の夫と猫と暮らす65歳の主婦です。地方の住宅街に住んでいます。

「ご近所付き合いの距離感」の難しさよ...気遣いをしたつもりが逆効果だったようで 48.jpg

ご近所付き合いは、いくつになっても試行錯誤の繰り返しです。

最近、新しく始まったご近所き合いで失敗してしまいました。

お互いの気遣いの程度が違ったために起こってしまったすれ違いで、いまだに正解が分からないなあと思っています。

先日、あいさつ程度の付き合いの方と少し長く話す機会がありました。

話してみると共通の知り合いがいたり、昔住んでいた場所が一緒だったりと意外なつながりがあったのです。

親しくなれそうで嬉しいと思っていたところ、相手も同じ気持ちだったのでしょう。

「また連絡をとりましょう」とLINEを交換しました。

ある日「ねえ、野菜もらってくれない?」とメッセージが届きました。

その方は市民農園で野菜を育てていて、もともと凝り性な性格のため本格的に取り組んでいるらしく、気候がいいと大豊作になるそうなのです。

「ぽん子さん、ナスとトマトがたくさんあるんだけれど食べる?」

「菜っ葉が大きくなっちゃったからもらって」

などとたびたび声をかけてくれました。

いただいてみると売り物にしてもおかしくないほどの立派な野菜!

夫婦ともども野菜が好きなので嬉しい反面、今まであまりお付き合いのなかった分、距離感が難しく...そこで失敗してしまいました。

「いただきっぱなしもよくないわよねえ」と思い、野菜をいただいたら数回に1回はお菓子などを渡していました。

いただきものの銘菓をお裾分けしたり、出かけた先のおいしそうなものをちょっと買って渡したり。

友人にはそんなふうにしていたので、同じようなつもりでした。

ある日「いつもありがとう、白ナスを初めて食べたけれど美味しかったわよ」と、お礼にお菓子を渡しました。

その方は申し訳なさそうに「言いにくいんだけれど...」と困った顔をしながら私に言いました。

「そこまで気を遣わなくていいのよ。いつもお土産をくれて嬉しいんだけど、うちのは本当に食べきれない野菜なのよ。これから渡しにくくなっちゃうじゃない。本当に気にしないで欲しいの」

またやりすぎてしまった!と反省。

さりとて、いただきっぱなしも困ってしまう...。

その後も野菜を届けてくれるのですが、何回もいただくとこのままお返しもせずにいいのかしら...なんてソワソワ落ち着かない気持ちになってしまいます。

昔とは違って地区の行事も少なく、草刈りやお祭りも盛大にやらなくなっています。

楽にはなりましたが、近所の方の人となりが見えにくい現代、ご近所付き合いは難しいですね。

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