<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ayuko
性別:女性
年齢:45
プロフィール:在宅ワークをしながら2人の子どもを育児中。ママ友とのランチがストレス発散です。
45歳のワーキングママです。
人と話すのも好きですし、人見知りもそんなにしません。
場の空気に合わせてなんとなく会話を合わせることも苦ではなく、ママ友のランチ会やお茶会に声をかけてもらえば、可能な限り参加しています。
黙々とだまって働く仕事をしているため、普段、人との会話も少ない私にとって、ママ友との付き合いはリフレッシュにもなっていて、井戸端会議的な感じで、軽い気持ちでおしゃべりの輪に加わっていました。
ある日、年齢が同じくらいのママ友から相談を受けました。
「私は人見知りだけど、交流関係を広げたいと思ってるんだよね...」
彼女の性格的に「ランチ会あったら声かけてよ! 一緒に行きたい!」って言えるタイプではなさそうだし...きっと「そういうこと」だよねと察しました。
そこで、「頑張って人見知りを克服したい!」というママ友に「気を張ることはないから気楽にね」とその日、都合が合う人を誘って少人数のランチ会を設定したのです。
ただ、このランチ会、いつも固定のメンバーではないので、当日はどんな雰囲気になるのか分かりません。
そのママ友はやはり少し緊張していたようでした。
私は彼女の意気込みも分かっていたし、話を振りつつ盛り上げ役に徹しました。
当たり障りのない話題から会話を広げて「また、みんなでランチしようね」とお開きになり、それなりに楽しい時間になったと思うのですが...。
後日、そのママ友から「全然話せなかったし、聞いてるだけの時間だった」と言われてしまいました。
控えめだったママ友が、交流を広げたいと相談し、ランチ会にも参加した。
十分な前進ですし、ここから少しずつ交流を広げていくものなのではないのでしょうか...彼女の一言がずっと心にひっかかっています。
私はどうすればよかったのでしょう。
彼女が楽しめるように、事前にリサーチをしておけばよかった?
お見合いパーティーのように、ゲームや満遍なく1対1で話す時間を設ければよかった?
それとも、彼女が「主役」になるように、私が御膳立てすべきだった?
いやいや、気軽なランチ会でそれはおかしい。
自問自答を繰り返し、スッキリしない日々が続きました。
交流を広げたい気持ちがあれば、そんなに焦らなくても、少しずつ変わっていくと思うのです。
無理に自分を変えて交流を広げても疲れてしまうし、自分に合う友人を自分で探していくのも大切ですよね。
「そうだったんだね。うまく話を回せなくてごめんね」
彼女にそう伝えましたが、私はあくまで善意で開いた会ですし、そこまで責任を負うことはないと思うことにします。
今まで、これといったママ友トラブルはなかったのですが、初めて面倒くさいなと思ってしまいました。
人気記事:70歳目前の夫と本当に仲がよい妹。ふたりを見て「50代おひとりさま」の私が考えたこと《中道あん》
人気記事:《漫画》土産に高級ステーキ肉を持ち帰った私。受け取った義母の反応が...なんか変?<前編>
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。