「こんな粗末な服」とまで言いますか...「意識高い系」古着交換イベントのあきれた主催者

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:やまと
性別:女性
年齢:41
プロフィール:夫と二人暮らしの主婦です。

「こんな粗末な服」とまで言いますか...「意識高い系」古着交換イベントのあきれた主催者 51.jpg

約10年前、古着交換のリサイクルイベントに参加しました。

服を持って行けば他の人が持ってきた服を無料で持って帰れるイベントでした。

何でもいいわけではなく、例えば下着や水着は禁止など、持ち込み可能な服についてはイベントのサイトに詳しく書いてありました。

サイトには「お金をかけずに古着で心をつなげる循環型社会、着なくなった服は他の人の喜びに!」というようなコンセプトも書いてありました。

そこで、「自分はもう着なくなったけれど、自分がもらったら嬉しいと思うかどうか」を基準にして、家にある服を10点くらい持っていくことにしました。

その中には、当時流行っていた「もこもこ部屋着」ブランドの服もありました。

以前、セールで並んで買った思い出深い服でしたが、年齢的に微妙になってきたので思い切って手放すことにしたのです。

会場では、まず主催者の女性(50歳くらい)が受付で持ち込まれた衣類のチェックをしていました。

私も持ってきた服を見せると、主催者は「もこもこ部屋着」ブランドの服を指して言いました。

「これは部屋着ですよね? 部屋着なんてもらっても嬉しくないだろうから、これは受け付けられません」

え...? 私の中では、今回持ってきた古着の中でこの服がいちばん喜んでもらえると思っていたのに...。

この女性はブランドのことを知らないんだなと思い、きちんと説明することにしました。

「これは若い人を中心に流行っている人気ブランドなんですよ。私もセールで開店前から並んで買いました。これをもらって嬉しいと思う人はたくさんいると思って持ってきました」

すると、主催者の女性はあきれた様子で口を開きました。

「ブランドって...シャネルとかルイヴィトンならまだしも、粗末な部屋着をブランドって言われてもねぇ〜。とにかくこれは受け付けません!」

もちろん、その服は特に汚れていたわけでもくたびれていたわけでもありません。

それなのに、部屋着という理由だけで、好きだった服を「粗末だ」と言われてとても悲しくなりました。

そもそもサイトには「部屋着禁止」とは書いてありません。

洋服のイベントを主催するのに流行を知らないのはどうかと思いましたが、知らないものは仕方がありません。

しかし、考えて持ってきた服を悪く言われ、事前に言われていなかったルールで断られたことにモヤモヤしながら帰りました。

後日このことを友人に話すと「え? そのブランドの服ならお金払ってでも欲しい! 断るなんてありえないよ」と言われました。

友人の言葉に少し気が晴れた私は、その服を無料で友人にあげることにしました。

友人に喜んでもらえて嬉しかったのですが、イベントでもきっと喜ばれたと思うのに...と思うとなんだか悔しいです。

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