「将来はおバカタレントになる」そんな姪の成績の悪さを弟夫婦に相談されて.../かづ

アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。現在は夫婦二人と2ニャンとで暮らしています。私の嫁時代の体験を思い出しながら書いています。

【前回】姪いわく「私もお母さんもお肉嫌い!」えっ...今まで良かれと思って出してた肉料理は.../かづ

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悪いように取れば何でも悪く思えてくる。

私は自分の心の中の、ドロドロとした物が大きくなってくるのが不快だった。

8歳年下で、小さい頃には添い寝もしたしオムツも換えた下弟がやはり可愛く、これからも付かず離れずで付き合えたらと思っていたからだ。

けれどもやはり年月は残酷なもので、今存在する弟達は、幼少の頃の思い出の中にいる弟達でない事は、父や母が亡くなった際に見せつけられて来たではないか。

それでも正月前になると、こちらから呼ばずとも「○日の○時に年始に行くから」と言われれば、慕ってくれるのかと思い嬉しくもなる。

ある正月の事、下弟家族がいつものように我が家に来た。

肉料理は下弟が喜ぶし、我が家的にも好評なメニューなので例年のごとく作るが、できるだけ野菜や魚料理も多めに作った。

下弟嫁のM子ちゃんが肉が嫌いで、普段から全く食べない上に食卓にも出さない事を姪から聞いた事は黙っていた。

いちいち口に出して言う事ではなく、こちらが配慮をしてあげれば済む事だと思ったからだ。

たぶん義姉の私には言い出しにくかったんだろうなと、今まで肉料理ばかり作って持たされて、ましてや家に来てまで肉料理を作られ、さぞや迷惑だったんだろうなと、あくまでもM子ちゃんに申し訳ない事をしたんだと思うように心掛けた。

魚や野菜料理をたっぷりと持って帰れる事にM子ちゃんは喜んでいて、私もこれで良かったんだと納得した。

その時に下弟夫婦から出た話題は、姪の成績の話だった。

以前からも下弟夫婦から頻繁に姪の成績が悪いという話を聞いていて、特に算数が嫌いだと言う。

当然嫌いなので成績も壊滅的らしく、姪本人に聞いても「算数が大嫌い!」と言い切るほどだった。

当時姪は「将来はおバカタレントの○○ちゃんみたいになる! だって勉強できんでもテレビに出られるんやから、私もそうなる!」と言っていて、勉強そっちのけで頭の中はオシャレでいっぱいだった。

出掛けた先で鏡を見つけてはポーズを取り、髪のカールを気にし、将来の目標は本気でおバカタレントになる事だった。

勉強をする時間があるくらいなら、その全てをオシャレに費やした方が有意義だと思っていて、むしろ、おバカタレントになる為には勉強をする必要がないとまで言い切る。

下弟夫婦は「どうしたら勉強してくれるようになるんか...」と悩んでいたので、それを素直に受け取った私は素直に「こうしたら?」というアドバイスをした。

後々気が付くのだが、悩みを相談したとしても、皆が皆、決して改善する為のアドバイスを欲している訳ではなく、ただ単に愚痴っているだけで、「あら大変ねぇ」と相槌を打って共感して欲しいだけの人もいるのだ。

私は全くの他人からの話ではなく、身内の話だからと本気に受け取り、「そりゃあ、親が家で勉強を見たらなあかんわ」だの「塾に行かせた方が良いんやないの?」だのと答えたが、下弟にしてもM子ちゃんにしても渋い顔をするので少し変だなとは思った。

私が「こうしてみたら?」という話に対して、ことごとく「いやそれは...」「でもそれは...」と夫婦して言う。

当時私は息子の高校や中学のPTAや地域の役員を色々やっていた経験があったので、その経験から見聞きした事を「こんな事もあんな事もあるからね」と前例を出して説明もした。

「高校受験の時に慌てても困るよ」と話したところで、下弟夫婦にとっては余計な事だったと後に続く言葉で気付いた。

「でも、高校は義務教育じゃないから行かなあかんもんやないからな」

私は下弟がそう言った瞬間に、目を丸くして驚いた。

「えっ? 今時よっぽどの理由がない限り、みんな高校には行くやろ?」

即答した私にかぶせる様にM子ちゃんも言う。

「あの子自身、高校に行く気があるんですかねぇ?」

私の勝手な価値観と言われればそれまでだが、また小学生だという姪の将来について「高校は義務教育じゃないし、本人に行く気があるかどうか?」と思っている親がいる事に驚愕だった。

そりゃ将来何か目標があって、高校に行かずにその道に進む人も多い。

決して「高校に行かなければならない」と決めつけて言っている訳ではなく、姪が日頃から口にしている「おバカタレントになるなら勉強はしなくていい」は絶対に後悔する事になると思うからこそ、「高校には行っといた方がええよ」という意味での話だ。

私は子育て関係のボランティアを少々かじらせて貰っていた経験上、中学になってから当然のように「なんだかんだと言っていても、成績が悪いながらも高校くらいはどこかには入れる」と思っていたのに、いざ進路が目の前に迫ってきた時点で「どこにも行けませんよ」と学校に言われ、慌てふためく保護者が実在しているのを知っていた。

「子どもの自主性に任せています」と言う割には、「あんたが悪いんでしょ!」と子どもを責め、「もっと早く何とかしてくれなかったんですか!」と学校を責める親を何人も見ている。

そして「どこでもいいから」と言って高校を決め、その「どこでもいい」と思って入った高校を早々に退学する子もいるのを知っていた。

M子ちゃんは「高校に行くのかなぁ? まぁ、義務教育ではないですしねぇ」と繰り返し言うので、「だったらなんで悩んでんの? 行っても行かなくてもどうでも良いなら、成績が悪くてもどうでもいいやん」と腹の中でつぶやいた。

その後も幾度となくこの姪の「勉強をしない。成績が悪い。特に算数が出来ない」を下弟やM子ちゃんから聞く事になるが、もう真に受ける事なく「そりゃ大変だねぇ」と生返事しかしない事にした。

困ろうがどうしようが、所詮は姪の親は下弟夫婦なんだからと割り切るのが一番だ。

けれども、いくら返す言葉が生返事であっても、聞かされる方のストレスはたまったもんじゃない。

そう決めた数日後、M子ちゃんから電話があった。

「娘が学校で友達とトラブルがあったので、次のお出掛けの時に話を聞いてやってくれませんか?」

大きなため息が出た。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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かづ

​ブログ「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」の管理人で、Ameba公式トップブロガー。 基本専業主婦の50代。子育てが終り、夫と2ニャンと暮している結婚38年目です。 一人っ子の夫と結婚し、舅姑の理想の嫁でなかった私の結婚生活においての戦いを思い出しながら書いています。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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