こんにちは山田あしゅらです。
義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴った ブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。
ここに書いてきた13年間の記録をもとに今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。
【前回】義両親の介護に不向きな和式トイレを洋式にしたい! 義父に費用の相談をしたら.../山田あしゅら
【最初から読む】義両親の様子がおかしい...介護生活がはじまった日/山田あしゅら
義父がトイレの改修を『自分のため』と思いたくないのは、意地が半分、費用の負担を逃れたい気持ちが半分、といったところでしょうか。
けれど、しばらくすると
...なぁんて、しれっと聞いてくるんですもの。
本当はトイレ工事が気になって仕方ないんですよね。
分かり易いお人です(笑)
我が家の末っ子はまだ当時大学生。
私たちも金銭的に余裕があるわけではありません。
また、将来的には家全体の改修(もしくは建て替え)を考えていましたので、今、トイレだけの部分改修を行うのは全くもって不本意なことでした。
だから実費負担分を全額義父に出してもらいたいのは山々なのですがこのままでは話が停滞してしまいそう。
そこでこちらが譲歩して
今度は夫が説得に向かいました。
結果は...。
あえなく玉砕。
義父は半分でも出したくないようです。
ここまでくると義父のためを考えて一生懸命動いているのがバカみたいにも思えてしまいますが、ここは乗り掛かった舟。
自分たちが介護しやすい環境を作るのだと思って自費負担分全額を賄う覚悟で工事を進めてもらうことにしました。
工事の日程も決まり、内金として自己負担金の半額を支払ったところで(もちろん私たちの持ち出しです)その領収証を義父の目につきやすい居間のテーブルの上にさりげな~く、ワザとらし~く放置しておいた私。
まぁ、ダメ元の無言アピールってヤツです。
しばらく義父はスルーしていたようですが2日ほど経ったころでしょうか
何と自ら残りの工事代金を手渡してくるではありませんか。
息子夫婦の言うことをすぐには素直に聞けない義父ですが
モヤモヤをお腹に『ストン』と落とすまで多少時間が必要だったのかも知れません。
私たちも何とか気持ちよく工事を待つことが出来ました。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。