<この体験記を書いた人>
ペンネーム:大家ぽん子
性別:女
年齢:65
プロフィール:主婦です。1歳年上の夫と猫と暮らしています。 私が新婚の頃、1980年代にもエスニックブームがありました。
2021年の夏ごろ、唐突に個人的な激辛ブームがやってきました。
最初にハマったのはカップ麺のトムヤムクン味です。
スーパーの棚に大量に陳列されており、好奇心で買ってみたところ見事にドハマり。
日本人向けにスパイスもマイルドになっているかと思いきや、辛くて酸っぱくて甘い不思議な味とスパイスの香りに衝撃を受け、3日に1回は食べるようになりました。
説明をよく読むと、タイで作っていて、本場で流行っている味にかなり近づけているとのこと。
パクチーの少し癖のある香りがたまらず、勢いよくすすって食べるとむせるほどの唐辛子の刺激がやみつきになりました。
その後、トムヤムクンヌードルだけでは物足りなくなり、輸入食材店でトムヤムペーストを買ってきました。
大きなびんに真っ赤なペーストがドカンと入っていて、いかにも辛そうです。
でも、見た目ほど辛さは強くなく、具材を煮てペーストを入れるだけで手軽に本格的なトムヤムスープが作れるので重宝しました。
しめじを入れたり、エビを鶏肉に変えてみたりとアレンジも自由自在。
意外なところでウインナー入りのトムヤムスープもなかなかイケました。
一番ハマっていた時は毎日1回、みそ汁代わりに飲んでいました。
物足りないときには一味唐辛子をちょっと足してみたり、スパイスコーナーで乾燥パクチーを買ってきてパラリとふりかけてみたり。
粉末タイプのココナツミルクをスプーン1杯入れるのもおすすめです。
ひと手間でクリーミーな味になります。
トムヤムペーストのおかげで激辛生活を満喫でき、毎日が最高でした。
あの頃は何かに憑りつかれていたのかな...と今になって思います。
夫も物珍しさから最初は喜んで付き合ってくれていましたが、頻繁に出しすぎて悲しそうな顔をするようになったので、ペーストを入れる前に取り分けて普通のスープにしてあげました。
さて、その頃は5回目の感染症の波が襲ってきたころです。
いろいろな行事や、ようやく再開できた趣味の集まりもことごとく中止、中止、中止!
孫たちの通っている園や学校も、感染者が出ると当日朝、急に休校や休園になるなどの影響があり、困り果てている娘たちのところに駆けつけることもしばしば。
前の緊急事態宣言の時よりは忙しくなかったものの、知らず知らずのうちにたまったストレスを、激辛の刺激で発散していたのかもしれません。
この私の激辛ブームは第5波の終息とともに終わり、後に残ったのは冷蔵庫の中の使いかけのトムヤムペーストと、お尻の痛みでした...。
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