「元気だった父が突然糖尿病になったと聞いたとき、驚きました。糖質制限のため限られたものしか食べられなくなった父を元気づけるため、糖質制限を家族総出でポジティブに楽しむことにしたんです」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードが漫画になりました。この時、あなたならどうしますか?
イモ類は糖質が高いものが多いため、こんにゃくやしらたきででんぷんを摂取するようにしたわけです。
作り方は次の通り。
しらたきを適度な長さに切り、フライパンで炒めたところにほぐした明太子やたらこを加えたものですが、大葉などをアクセントに加えると、なかなかおいしいのです。
糖尿病の食事療法は独自に行わず、主治医と相談しながらすすめることが大切です。
父の通院時に同席していた母が医師と相談し、食事量を決めていました。
また、毎食食べたものを体重や血圧などと一緒に記録し、受診時に専門医と相談していました。
糖質の高いものは食べ過ぎず、糖質の低いもので栄養を補いましたが、父本人も食べたいものや飲みたいものはあります。
それらをどのようにバランスよく食べることができるかは、家族の協力も一つの手段になると思いました。
「あれはだめ」「これはだめ」と注意するだけの家族ではなく、一緒に同じものを食べ、「こういうおかずはどうかな?」と相談することで糖尿病と付き合っていくことができたと思います。
あれから10年ほどがたち、3人の孫ができた現在でも父はインスリン注射をしています。
食事は、糖質を多く含む食材やご飯の量を定め、糖質制限を続けています。
治らない病気といわれていた糖尿病ですが、最近では血糖値を正常に近い範囲に近づければ、健康な人と同じ生活ができるようになると言われています。
私にできることは同じ食事を味わい、見守ることだけですが、それでも家族の食事が大切だということを教えてくれたのは父でした。
これからも、父との食事はもちろん、自分の家族との日々の食事を大切にしていきたいと思います。
漫画:ヤドカリコ/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
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