<この体験記を書いた人>
ペンネーム:晴れのち曇り
性別:女
年齢:65
プロフィール:78歳の夫と2人暮らしの会社員です。
平日早起きをしてバタバタと雑用を済ませ出かける私にとって、休日の朝寝時間が至福のひとときです。
ですが、ここ数年あることで悩まされています。
2021年初秋の日曜日の早朝の事、ベッドの中でまどろんでいる私の耳に、突然突き刺さるような「ギエーッ! ギーン! ガタン! ゴン!」と激しい音が飛び込んできました。
何事だろうとベランダに出てみると、隣家の庭で電動工具を使って木材を切り、何やら工作物を制作したり解体したりしていました。
やれやれと思いながら階下に降り、朝食や家事を済ませ、そのうち静かになるだろうとのん気に構えて庭の手入れなどをして過ごしました。
しかし、騒音は6時ごろまでやむことはなく、心身共に疲弊しました。
翌週、またもや早朝から大勢の騒がしい声や車の音で目が覚めました。
フリーマーケットをしているらしく、庭にはテントの中にテーブルや椅子が並べられ、食事の準備までしてあります。
コロナ騒動も終息しているわけでもないのに、民家の庭に溢れんばかりの人です。
昼食時には料理が並べられた長机をはさみ、ノーマスク至近距離で大勢の人が雑談しながら食べていました。
今はインターネット上で何でもできる時代なのに、なぜ人を集めるのだろうといぶかりながら眺めるしかありません。
この日も夕方まで騒動に悩まされて貴重な休日を終えました。
次の週も何か始めるらしく、人が集まってきたのでさすがに耐えきれなくなり、遠方の実家へ出かけ、果実を収穫し草刈などをして汗をかき、疲労困憊で帰宅しました。
駐車場に車を入れようとして隣家の駐車場を見ると、まだ6台の車が残っていました。
車から降りたとたん、耳に入ってきたのは行事の後始末をしている人たちの高笑いでした。
続けざまに騒がしい行事をする隣家に我慢ができなくなって、いつも在宅している夫に確認したところ、平日は何事もなく静かだということでした。
平日仕事をしている人たちが休日に集まって騒いでいるのだろう、と思ってあきらめようといったんは思いました。
しかし、山中の一軒家でもなかろうに、と思うと気分は収まりません。
「騒音で役所に苦情に行こうか、それとも裁判でも起こそうかしら、他にもいろいろ不都合な事があるんじゃない?」
窓が開いているのを忘れて結構大きな声で言ってしまいました。
こちらとしては訴える気など毛頭なかったのですが、本気交じりの過激な発言が聞こえたのかどうか、最近は妙に静かで人が集まっても家の中で静かに話をしておられるようです。
少々不気味ですが、きっとすぐに騒がしくなるんでしょうね...。
隣家の住人は、80歳は超えていると推測されるご夫婦なのですが、以前は手料理で商いをされていて、それでもここまでは騒がしくなかったように思います。
今は高齢で廃業されているので、収入源に場所を提供しているのだとしたら、それはそれで仕方のないことかもしれません。
とはいえ、住宅地だということを考慮して静かな方法でやってほしいものです。
以前自宅で店を開業するときも、近頃の催し物をするときも、何のあいさつも断りもないので余計に心穏やかではないのかもしれません。
言い出せばきりがなく、現在は隣家の大木の落葉が、我が家の庭を覆いつくすのが悩みの種です。
家は買う物ではなく、引越し可能な借家のほうが良いかもしれないと思うこの頃です。
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