皆様こんにちは、『離活のためのアラフィフ貯金日記』の管理人"くるぴた"です。
ここでは昔、結婚生活中に起こった「おいおい、ちょっと待て」と思うような出来事などを中心に書いていきます。
【前回】洗い物の手順まで指導され... アラフォーの新妻にダメ出ししまくる義母/くるぴた
【最初から読む】某巨大掲示板で知り合った彼と5回会っただけでスピード婚! しかし気になる謎の壁穴.../くるぴた
今回は私が離婚した理由の中でかなり大きなウェイトを占めている事についてお話ししたいと思います。
私が夫と結婚したのはアラフォーの頃。
子どもを持たない選択をした私たちは、生活費もある程度それぞれで分担することにしていました。
食費や雑費は私が全額負担すること。
光熱費は月の終わりに集計して、半分の金額を夫に請求すること。
当時住んでいた分譲マンションはもともと夫が独身時代に購入したものです。
そのローンや管理費、固定資産税などは夫が自分で払っていました。
健康保険や年金は夫が会社勤めをしていたのでその扶養家族に。
その他生活で必要になったものはそれぞれが自分のものを払うと決めました。
それでそれぞれの負担が大体9万円〜10万円でバランスが取れていたのです。
最初の2年ぐらいはそれで上手くいっていました。
しかし、だんだん夫が光熱費の分担するお金を少し待って欲しいと言うように...。
待てと言われても、その金額は冬場でも1人分で2万円位、それ以外の季節では1万5千円程度。
それを妻に渡せないと言うのはちょっと変です。
夫に尋ねると
「会社の方があまり上手くいってなくて、給料をちゃんともらえていない。もう少し頑張って仕事を立て直すから当分の間は我慢してほしい」
そんなふうに言われました。
私も北海道に移住した当初はなかなか仕事が見つからず、パートだったため、あまり収入が多くはないけれど、2人分の食費と光熱費なら何とか払えなくもありません。
その時は仕方なくそれで納得したのです。
ところで、夫が光熱費を払ってくれなくなった頃、私の弟が結婚することになりました。
それ自体はめでたい話なのですが、奥さんが猫アレルギーだったため、弟は飼い猫を手放さざるを得なくなってしまったのです。
あまり人懐っこくない猫は貰い手が見つかなかったので、夫の許しを得て、私が引き取ることになりました。
相変わらず光熱費の支払いは滞りがちの夫。
それからしばらく経った頃、「今月は少しお金が足りないから、2〜3万円でいいから都合してくれないか?」 と言うようになりました。
毎月の事ではないとはいえ、すでに食費と光熱費全部と猫の飼育費が私の負担になっています。
食費そのものはそこまで多いわけではありませんでしたが、夫が大酒飲みだったため酒とタバコだけで月2万円以上かかっています。
そこからさらにお金を渡すと言うのは正直抵抗がありました。
なぜなら、給料がどれくらい減ったのか、具体的に教えてもらえないからです。
確かに会社があまり景気が良くないとは聞いていました。
でも特に残業するわけでもなく、朝8時に出て夕方6時に家に帰ってきています。
最初のうちは一応光熱費の負担などをしてくれていたので、具体的な給料の金額は問いただしたりしませんでした。
生活費がもらえなくなるのは我慢しても、こちらからお金を引き出そうとまでするのなら、正直にいくら収入があっていくら足りないのかを教えてもらわないと納得ができません。
しかし気に入らないことがあると、壁を殴る蹴るは当たり前の夫。
猫も怯えるし、家の資産価値も下がります。
それに実家から遠く離れた北海道に来てなかなか家族にも相談できず、高齢での結婚だったこともあり、今さら離婚する勇気がありませんでした。
飛行機に乗せて連れてきた猫がようやく環境に慣れてきたのに、引っ越すのも忍びなく...。
それでそれまで持っていた独身時代の自分の貯金に手をつけて、夫に渡すようになったのです。
とは言え貯金にだって限りがあります。
こんな生活が10年も続いて、残高がほとんど底をつき始め、私はお金を出すのを渋るようになりました。
「なんでいつまでもお金がないの? もうリーマンショックが終わってずいぶん経つのに...」
すると、夫の口から出た言葉は耳を疑うものでした。
「うちにカネがないのは俺のせいじゃない、◯◯(猫の名前)が来たからだ。アレは疫病神だろう。アレを飼って半年経たずに、キミのお母さんは亡くなっている」
はあ......!?
言い掛かりにも程があるとしか......
ハッキリ言って、ウチにお金がないのは、夫のせいです!!
それ以外に何の理由もありません。
まともに給料もくれない会社に、いつまでもしがみついた自分のせいでしょう。
中小企業とはいえ管理職から、平社員、もしかしたら非正規雇用になるかもしれないのはプライドが許さないかもしれません。
でも、ヒラでも派遣でも、普通に働いたら給料が10万円を切るようなことはないはず。
結局夫が勤めていた会社は解散してしまい、同じ仕事を同じ場所で、自営業の形で続けていました。
それでも上手くいかないなら、もっと早く方向を転換すべきだったのです。
あまり懐かない猫だから好きじゃなかったのは分かりますが、どう考えても自分の失敗を、猫のせいにして、お金は妻に出させて...自分こそ、貧乏神でしょう!
今は離婚して、自分で生計を立てています。
贅沢はできなくても、お金の流れが全部自分の目に見える生活は快適です。
あれから元夫はマンションを手放したようですが、それもまた自分が選んだことの結果でしかないと思っています。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。