みなさんこんにちは! ワフウフです。
姉・なーにゃんと2人で認知症になった母・あーちゃんの介護をしています。
【前回】「金を全部盗っちまいやがって」だと!? 貯金を奪おうとする父をきっぱり拒絶!/ワフウフ
【最初から読む】貸し金庫の現金が消えた!? 毒親だった母の認知症疑い/ワフウフ
母は当時実家で父・たんたんと二人暮らしをしていました。
しかし、父は認知症である母の生活のフォローに全く協力をしないばかりか、母の代わりに通帳や印鑑、実印などを預って管理している娘たちからそれらを取り上げて自分のものにしようとしていました。
糖尿病の病院に付き添ってきた時、母にハッキリと
と言われ、ぐうの音も出なかった父ですが、それでも何をしようとしているのか、母の戸籍謄本を取り寄せたり母を公証役場に連れて行ったりと不気味な動きを繰り返していました。
認知症が進行した母は、銀行に連れて行かれて通帳やカードの再発行をさせられたり、警察に連れて行かれて「娘たちにお金を盗られた」と相談させられたり、理解できないまま父の言いなりで行動してしまうのです。
母の面倒を見るだけでも大変なのに、そういう余計なことの後始末にまで走り回らなければならず、ワフウフと姉はこのまま母の面倒を見ることに限界を感じていました。
それで、母の財産を父から守るためにも母にきちんとした生活を送ってもらうためにも、やはり施設に入所して貰う他はないのだと決心し、以前見学に行き、仮押さえしてあった介護付き有料老人ホームへ入所の申込みをしました。
母は、時を変え場所を変え何度聞いてみても、「家を出て父と別々に暮らすこと」に対してイエスともノーとも、ハッキリとした返事をしませんでした。
なので、母の意思を確認できないままの申込みとなってしまいました。
もちろん、母を父から逃すという観点からも、父には何も伝えていませんでした。
とても大きな決断でした。
母が暮らすことになる介護付き有料老人ホームへ初めて本人を連れて行ったのは、契約の日でした。
それまで母には「老人ホーム」という言葉を使わずに引越しする話を説明していたので、母が建物の入り口で「介護付き有料老人ホーム ◯◯ホーム」という看板を読み上げた時には心臓が縮み上がりました。
ここで暮らすのは嫌だと母に抵抗されたらどうしようかと生きた心地がしなかったのですが、書類にサインをする時には、
とすんなり記入してくれました。
父に言われたことにもこんな風に理解できないまま署名させられているのだと思うと複雑な心境になりましたが...。
ともあれ、職員さんや入所者の方たちとたくさんおしゃべりを楽しみ、帰り道には
とまで言ってくれたので、姉とワフウフはホッと胸を撫で下ろしたのでした。
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