こんにちは山田あしゅらです。
義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴った ブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。
ここに書いてきた13年間の記録をもとに今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。
【前回】次男の結婚式もあと数日! 要介護の義両親のショートステイ、準備はぬかりない?/山田あしゅら
【最初から読む】義両親の様子がおかしい...介護生活がはじまった日/山田あしゅら
いよいよ義父母揃ってのショートステイ利用、初日の朝を迎えました。
義父が急に心変わりしないか土壇場まで気が気でない私たちでしたが特に問題なく、二人は送迎車に乗り込み、拍子抜けするほどすんなりショートステイへ行ってくれたのでありました。
ひとまずヤレヤレです。
この日は翌日の結婚式に備え、私の留袖一式を結婚式場へ届けたり、家の中を掃除したり。
それなりに忙しい1日となりましたが義父母2人がいないというだけで実にスムーズに事が運びます。
考えてみればここ7~8年、これほど長時間(とは言え3日間)義父母が揃って家を空けることはまず皆無だったのです。
何だか見えない『足かせ』がプツンと切れたよう。
夜は、結婚式前夜の次男と彼女のさくらちゃんを誘い近所のお店で焼肉パーティーをゆったりと楽しみました。
これも義父母がいれば出来ないことです。
義父入浴後の風呂が『大惨事』となるため
毎晩帰宅の遅い長男はまともに入浴出来たためしがありません。
寒い日でもシャワーのみか、近所の入浴施設で済ませることが常態化していました。
この日もいつものように夜遅く帰って来た彼。(土曜日も勤務です)
心置きなく自宅の風呂に入れることに気づくや
と、小躍りする始末です。
そんなこんなで2人の介護の『足かせ』が、家族全員にかけられていたことを改めて感じたショート初日でありました。
さて、翌日は待ちに待った結婚式。
式はお昼前からですが、着付けなどがあるので家を早めに出なくてはなりません。
ここでもいつもなら義父母の世話で大忙しになるところですが
自分たちの支度だけですもの余裕しゃくしゃくです。
ところがそんなさ中
かかってきた電話により状況は一変。
いやぁ~。何だか嫌な予感がするぞぉ...。
「お忙しいところすみません。 実は太郎さまが朝食に飲むクスリが足りないとおっしゃいまして...」
と、困った様子のショートステイスタッフからの電話でした。
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