皆様こんにちは、『離活のためのアラフィフ貯金日記』の管理人〝くるぴた〟です。
ここでは昔、結婚生活中に起こった「おいおい、ちょっと待て」と思うような出来事などを中心に書いていきます。
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【最初から読む】某巨大掲示板で知り合った彼と5回会っただけでスピード婚! しかし気になる謎の壁穴.../くるぴた
ビジネススーツが似合う、清潔感のある人。
それが別れた元夫(以下、夫)の第一印象でした。
初めて夫のマンションに遊びに行った時も、アラフォー男性の独り暮らしの部屋にしては片付いていて、感心したものです。
しかし一緒に暮らすようになって、そのイメージは脆くも崩れ去りました。
夫は、冬は週に1回、夏場でも2~3日に1回しか、入浴したりシャワーを浴びたりしない人だったのです。
初めてその事実を知った時はショックでした。
せめて冬でも3日に1回、夏場は1日おきでいいからお風呂に入るかシャワーを浴びて欲しいと頼んだりしたのですが、聞き入れてもらえません。
確かに札幌という土地は気温はもちろんのこと湿度が低く、真夏でなければサラリとしています。
とくに運動をしなければ、それほど汗もかかない気候です。
とは言え人間も生き物ですから、常に新陳代謝をしています。
流れるほどではなくても多少の汗は滲み、ジワジワと細胞が入れ替わり垢だって浮いてくるのです。
それに加えて夫は大酒飲み。
寝起きの顔は酒焼けをしたように黒ずんで、見るからに脂ぎっています。
夫のワイシャツは一度着ただけで、汚れの首輪がクッキリと現れるので、毎回漂白剤を付けて手で擦ってから洗濯機に入れるのですが、白地のシャツに付いた荒縄のような汚れが100%落ちきることはありませんでした。
そしてお風呂だけではなく、手もあまり洗わない夫。
基本的に本人しか触らない、夫の部屋のコンセントや間接照明のスイッチには、すぐにコテコテとした手垢が付きます。
ですが、外で夫と会うと、夫は特に汗臭くも何ともありません。
なぜあの状態で清潔感を演出できていたのか......?
夫は外出時にはしっかり手洗いと洗顔をし、首の後ろにしっかりコロンを付けていたのです。
匂いで誤魔化されていた結婚前の自分が情けなくてたまりません。
「フランス人はもっと風呂に入らない。コロンさえ付けていれば大丈夫だ」と主張する夫に、なかなか良い反論ができませんでした。
それでも納得できないまま、何とか夫に入浴させようと思っていたのですが、あるとき「いや、もうあの人は無理にお風呂に入らなくてもイイや」と思うような出来事が起こったのです。
その日、夫の後にお風呂に入ると異変がありました。
見た目には変なところはないけれど、何かツーンとする臭いが充満しています。
悪臭の元をたどると、洗い場の排水溝が目に......
(またか)と思いました。
夫はときどき排水口にオシッコをします。
小さい子どもがオシッコを我慢できず排水口に向かって、というのならまだ理解できるけれど、夫はすでにアラフォーなのに。
しかも、この日はニオイにちょっと違和感がありました。
これはもしかして、いやいやまさか......
しばらくお風呂のお湯を洗面器で汲んで、ザーザー流しました。
しかし臭さは薄まっても、完全には消えません。
覚悟を決めて排水口の蓋を開けると、そこにあったのは......
『大きい方』でした。
間違いなくアレです。
量は多くないけれど、風呂場においてはしっかり存在感があります。
慌てて身体にバスタオルを巻いて、ゴム手袋をはめ、トイレットペーパーを持ってきて処理しました。
排水口と全身を洗い直し、お風呂上がりに夫を問い詰めると
「何というかあれだ、屁のつもりだったんだが......」
以来、風呂場に向かう夫を見ると、排水溝の光景が脳裏に浮かぶようになって 「風呂に入れ」 と言う気持ちが一気に失せていきました。
配偶者を清潔にするよりも、自分のバスタイムを気分良く過ごす......そちらの方が大切でした。
もしもずっと夫婦でいたら、介護でああいったモノの始末はしなければならないことだとは思うのですが、まだ40歳で健康なうちからさせられるのは納得がいかなかったのです。
私にうるさく言われなくなった夫が、その後ものびのびと不潔ライフを満喫したのは言うまでもありません。
時は流れ、今はコロナ禍で、帰宅したら手を洗ったりうがいをしたりしなければいけません。
でもあの人がちゃんとそれを実行できているのかどうか......
すでに心配する立場では無いけれど、少し気になるこの頃です。
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