歩けないほど腰を痛めた妻にコルセットを購入しなかった夫。その驚きの言い訳は.../くるぴた

皆様こんにちは、『離活のためのアラフィフ貯金日記』の管理人〝くるぴた〟です。

ここでは昔、結婚生活中に起こった「おいおい、ちょっと待て」と思うような出来事などを中心に書いていきます。

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歩けないほど腰を痛めた妻にコルセットを購入しなかった夫。その驚きの言い訳は.../くるぴた taikenki_kurupita10.png

それは私が40代後半の頃。

義父が施設に入り、荷物を片付けに手伝いに行ったときのことです。

義父はゲームも好きですが読書も大好き。

大量にある本や、ベッドや本棚を処分するのを手伝っているうちに、ちょっと腰を痛めた感じがありました。

その時は横になっていれば治るかと思っていたのですが...

翌朝になったら、全く身動きが取れません。

ちょっと起き上がろうとするだけでも、背骨の下の方を中心とした痛みが、腰全体にピキピキッと走るのです。

これはダメだ、1人ではどうにもならないと思い、夫に病院に連れていってくれと頼みました。

夫は「よし、わかった」と快諾しましたが、今思えば当時仕事が上手くいっていなかった夫は、サボる口実に丁度よかっただけな気もします。

何とか着替えて、そろりそろりと腰に衝撃を与えないように歩いて、自分の部屋からマンションの玄関まで歩くのも大変でした。

エレベーターで1階まで降りた後も、腰が中途半端に曲がったままで腕も上げられず、夫がタクシーを呼び停めました。

夫は停めたタクシーにまず1人でさっと乗り込んでしまい、私に向かって早く乗るように手招きをしてきますが、乗るのを手伝ってくれる様子はありません。

「俺が手を出すとかえって痛いだろう」

え、いや、それは試してから言って欲しいのですが......。

ヒーヒー言いながら何とかタクシーに乗って病院に着きました。

しかしこの日、病院はものすごく混んでいて座る場所がなかなか見つからず、受付からも診察室からも離れたソファに座るしかありませんでした。

受付の手続きと問診票をもらって来たり提出したりするのは、夫がやってくれて助かったのですが......。

診察室で先生に診てもらった後、レントゲンを撮り、もう一度診察室に戻ることになったのですが、レントゲンを撮るために着替えていたら激痛が走って、ますます身動きが取れなくなったのです。

レントゲン室の前のソファで一時的に横にならせてもらい、看護師さんに事情を話して、診察の結果は夫が聞きに行くことになりました。

レントゲンの結果が出た頃にまた名前を呼ばれ、夫が駆け足で診察室に入って行くのが見えました。

しばらくして戻ってきた夫に、先生に何を言われたか話を聞いたところ

「何か腰のほうの骨がやられてるから、湿布貼ってじっとしてろって言われた」

え? それだけ? 結構それなりに長い時間話して、説明を聞いていたようなのに......。

どういう骨がどうやられているかが知りたくて、もっと具体的な話がなかったか聞くと

「何か言ってた気もするが、別に大したことなかったし、忘れた」

再診はどうなるのか聞くと

「痛くなったら、その時に電話で予約すればいい」

そんなテキトーな......信用して大丈夫なのか? と疑いつつも、腰痛が激しく一刻も早く家に帰りたくて、そのまま帰宅しました。

自宅で療養し、1週間ほどが経った頃。

一応身動きは取れるようにはなったものの、処方された湿布薬が無くなり、痛みもまだ続いています。

そこで再診の予約をしようと病院に電話をしたら、電話受付の人に 「ウチでは来院したら、帰りに予約を取っていくのが普通なんですが」 と言われたのです。

夫よ...やはりあの時、適当に返事をしてたのか......。

その後は一人で通院を続けましたが、そうなってからようやく坐骨が2か所、圧迫骨折していたのを知らされました。

そして、しばらくはコルセットが必要だったことも。

帰宅してから夫に猛抗議をしました。

「病院に行ったら坐骨を圧迫骨折してるって言われた。病院でコルセットを作るって言ってたのに申し込みをしなかったでしょう? なんでそういう話をしなかったの?」

すると夫は

「お袋も前に似たような骨折をしたから、コルセットはお袋に借りればいいと思った」

ちょっと待って。

そういうものは人それぞれ、身体に合ったものにしないとダメでしょう。

それにお義母さんだって、年齢的にまだまだそのコルセットが必要かもしれないですし。

この頃すでに夫の収入が激減していたので、お金がかかることはしたくなかったのかもしれません。

だけど下着とまではいかなくても、それに近い身に付ける物の貸し借りなんて、絶対あり得ません。

その後、夫は放置してコルセットを注文し、できるだけ腰に負担がかからないように生活を続けて痛みは何とか治りました。

しかしまだ60代にもなってないのに、身長が若い頃より3cmも縮んでしまった私。

その原因の一つはあの時の腰痛にあると思っています。

そして先生の話を自分で直に聞いて対処していたら、今頃もうちょっとマシな状態になっていたかもしれないと思うと、今でも残念に思うのです。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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くるぴた

モラハラ変人夫との「追いはぎに遭ったような」結婚生活を終わらせた『くるぴた』です。現在は病院で清掃のパート等をして、生計を立てています。親も子も無いアラ還の独り暮らしは寂しいけれど、離婚によって多くのストレスから解放されたので、後悔はありません。ブログ『離活のためのアラフィフ貯金日記』の管理人です。

くるぴたさんのブログ:離活のためのアラフィフ貯金日記 

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