<この体験記を書いた人>
ペンネーム:夏子
性別:女
年齢:45
プロフィール:今年で結婚15年目。郊外の住宅街に住む主婦です。毎日のんびり近所の公園を散歩して癒されています。
2007年に今住んでいる自宅を購入したとき、夫婦共に遅くまで仕事をしていました。
時間がなく日々の家事で手一杯な状況で、お金や住宅ローンについてよく勉強しないままローンを組むことに。
そのローンは不動産屋さんの取引先であるメガバンクのもので、金利は10年固定で3.1%でした。
月の返済額はそれまで住んでいたアパートの家賃と同じくらい。
無理なく返せる範囲だと思っていました。
しかし、私が妊娠・出産で仕事を辞めたり、夫が部署を異動したりして収入が激減。
住宅購入から5年ほど経過した頃、生活はとてもキツくなってしまいました。
そこでお金について勉強し、固定費の削減を急ピッチで進めていくことにした私たち。
当然、住宅ローンも見直しの対象です。
住宅ローン相談会のチラシや銀行のパンフレットを見ると、10年固定で金利2%台くらいになっているので、諸費用を払っても元が取れると考えました。
その頃、夫(同い年)は不定休で平日休みの仕事でした。
直前まで休みが決まらず、銀行を予約しにくい状況。
また、仕事が早朝から深夜に及ぶ激務だったので、休みは昼過ぎまで寝ないと体力が持たないとのこと。
職場で休みを調節したり、わざわざ銀行の営業時間に合わせて出かけたりするのは嫌だと断られました。
あきらめがつかずに調べていると、大手ショッピングモールを運営している会社の銀行なら、土日や平日の遅い時間も開いていると判明。
たっぷり寝た後でも開いている銀行を見つけたからと夫を説得し、住宅ローンの借り換えについて相談してもらいました。
借り換えを申し込み、指定された書類を揃えて提出、追加で指定された書類の提出、契約で4回ほど足を運び、金利は2.08%に下がりました。
借り換えの際、もともと住宅ローンを組んだメガバンクと電話で話し「一度も遅延がないので、今後も取引を続けて欲しい。金利をお下げしますがいかがでしょうか」と提案されたのが印象的でした。
借り換えからさらに5年経過し、2017年になると世の中の金利はさらに低下。
その頃、最初に住宅ローンを組んだ銀行と電話で話した内容を思い出しました。
そこで、借り換えした銀行に「今、お借りしている住宅ローン金利を下げていただけますか」と電話で問い合わせしてみると、住宅ローン以外はローンや借金がなく、遅延もなかったため0.99%まで下げてもらえました。
この頃、夫は土日休みの部署に移動しており、平日の休みは取りにくい状況でした。
しかし、休日も開いている銀行なので手続きは問題なく終了。
また、同じ銀行での金利引き下げなので一回の来店ですませることができ、とても楽でした。
今から思うと、ジタバタせずに元のメガバンクからの提案を受けて金利を下げて継続し、固定期間が終わるまで様子を見ても良かったかもしれません。
でも、2017年頃の低金利は、過去の私には予想もつかないことなのだから、仕方ないですね。
それに生活が苦しかったとき、少し返済が軽くなっただけで本当に気持ちが楽になりました。
手を尽くして固定費を節約したことで夫婦の絆も深まったので、結果的に借り換えして良かったと思います。
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