お金に無頓着だった夫。給料は使い切る、家計も覚えていなかった彼を変えた、ちょっとした方法

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:夏子
性別:女
年齢:45
プロフィール:今年で結婚15年目、郊外の住宅街に住む主婦です。毎日のんびり近所の公園を散歩して癒されています。

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結婚当初、夫(当時30歳)は家計に全く関心がありませんでした。

何年も前に解約したサービスの代金が、手違いで毎月口座から引き落とされているのにも気付かなかったほどです。

お金の使い方もおおらかで、毎月の収入は使い切り。

ただ借金はなく、私に対しても気前よく使ってくれるので、お金におおらかなのは美点もあるとは思います。

しかし、とにかく将来が心配でした。

そこで、結婚して半年もたたないうちに、自然な流れで私が家計の管理をすることになったのです。

夫にも家の経済事情は知っていてもらいたかったので、3カ月に1回ほどの頻度で家計報告会と称して、家のお金に関するデータを見せていました。

けれども、もともと興味がないので月の収支や貯金の残高を聞いたり、今後の予定を相談したりしても記憶に残らない様子。

子どもにお金がかからない今のうちに貯めたいと、理屈では理解していても、気持ちの面で満足できないらしく、お金の話をして雰囲気が悪くなることがたまにありました。

しかも3カ月に1回程度とはいえ、家計簿や通帳残高などを全てまとめるのは結構な手間です。

そこで手抜きの道を探った私は、2020年秋頃に家計簿アプリを導入してみました。

夫婦の口座や証券会社のデータ、iDeCoの口座などを全て登録。

カードの使用状況やお買い物のポイント残高まで、お金に関する情報が簡単に確認できるようになりました。

夫のスマートフォンからも私と同じ情報を見られるようにし、我が家の家計は完全にオープンに。

家計に関する夫婦の情報格差をなくしたのですが、うれしい効果もありました。

家計簿アプリを導入後は、お金に関するデータが気軽に見られるので、夫は家計に関心を持つようになったのです。

「今月ちょっと使いすぎてるね」

「そうだね。少しセーブしようか」

お互いに家計の情報を共有しているので、以前より意思の疎通がスムーズになりました。

私一人が工夫して貯めていたのが、今は二人で協力して貯められるようになってきた感覚があります。

あんなにお金に無頓着だった夫が、自主的にスマートフォンの契約を見直してくれたのには驚きました。

ただ、もともと月の収入の25~35%くらいは貯めていて無駄があまりない家計だったので、家計簿アプリを導入しても余裕は少ししか増えませんでした。

でも、前より余裕ができた分は、車の予算を増やしたり、美味しい食材を買ったりして家族で楽しく使うようにしています。

へそくりできなくなったのは残念ですが、一緒に貯めて一緒に楽しく使えるようになったので、家計簿アプリ導入前より暮らしの満足度が上がり、家族の仲が良くなったと感じています。

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