<この体験記を書いた人>
ペンネーム:キトリ
性別:女
年齢:52
プロフィール:大学3年と高校2年の娘を持つフルタイムの会社員です。
2018年頃から娘たちの習い事の増加などで出費がかさみ、今の収入ではやっていけなくなりました。
生活費を削って子どもたちにひもじい思いをさせたくありませんが、正直、習い事も我慢させたくありません。
そこで思いついたのが副業です。
私は月曜日から金曜日までフルタイムで仕事をしています。
帰宅後すぐ子どもたちの習い事の送迎があるので、副業ができるのは土日のみ。
その時間でやれるものはないか探しました。
会社の規則では、自分のスキルが生かせる職場での兼業は禁止されているため、同業他社では働けません。
それもあって、条件に合うのは接客業や厨房業務でした。
すると、運良く知り合いからゴルフ場の厨房の仕事を紹介してもらえました。
子どもたちの習い事の送迎があるので、昼過ぎまでの勤務で契約し、初めての副業が始まりました。
しかし、本業が事務職である私は、厨房業務のスピードについていけません。
土日の短時間しか勤務しないためなかなか仕事を覚えられず、職場の人からは嫌がらせをされるように...。
結局、辞めることになってしまいました。
次に選んだのは高速道路のサービスエリアの売店で、長期休暇などの繁忙期のみ働きました。
本業の職場は、GWと盆休みが連続8日以上あったため、集中して働くことができました。
繁忙期なので時給もアップし、忙しい時間帯もありましたが、学生時代に似たようなアルバイトをしていたので抵抗はなかったです。
ですが働いていると、勤務先の人がお客さんとして来店することがたびたびありました。
勤務先には特に副業をしていることを伝えていなかったので、姿を見かけたら必死に隠れることの繰り返し。
常に緊張と不安があり、一日の勤務を終えるとホッとしたものでした。
そこでの仕事は順調だったのですが、長女が県外の大学へ進学し自宅を離れたところ、次女が家で1人になる時間が増え、寂しい思いをさせるようになりました。
そして、1人をいいことに次女がダラダラした生活を送るようになったため、退職しました。
そんなこんなで、私の副業はなかなかうまくいきません。
次女を1人にせずにできる仕事はないものかと、ある日、軽い気持ちで在宅の仕事をネットで検索してみました。
すると、簡単に登録ができ、すぐに仕事を始めることができました。
そして今は、主に執筆やタスク作業などを請け負っています。
子どもが習い事に行っている間や、土日だけなど、自分の都合に合わせて仕事ができるためストレスもなく、心地良ささえ感じています。
ただ、自分のペースでできるといっても締め切りはありますので、夜中までかかることもあります。
労働時間はアルバイトに出ていたときよりもかなり多いかもしれません。
しかし、子どもを1人で留守番させることもなければ、前もって食事の準備もしなくて済みます。
天気の良い日には布団を干したり洗濯をしたり、家事をしながら家で仕事ができるのです。
何より、アルバイトに出ていたときよりも大幅に収入が増えました。
さらに良い点は、在宅ワークは費やした経費を計上できること。
減税につながるためお得感もあります。
外での副業の経験で学んだことがあったからこそ、在宅ワークの魅力が実感できたのかもしれないので、遠回りをした時間は無駄ではなかったのでしょう。
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