<この体験記を書いた人>
ペンネーム:濃姫
性別:女
年齢:44
プロフィール:夫と子ども2人の4人家族。夫の実家のレストランを手伝いながら義父母と半同居生活をしている主婦。
義妹(41歳)は夫婦2人暮らしで、チワワ1匹とインコ3羽を飼っています。
数カ月前にチワワの体調が悪くなり、病院に連れていくと癌と脳腫瘍が見つかり、余命数カ月と診断されました。
義妹は何かあるとすぐにパニックになり大騒ぎします。
このときも「私はこれから犬の看病で大変だから、インコの世話までできない」と、パニック状態のまま、突然3羽のインコを連れて我が家にやってきたのです。
義父(71歳)が「事情は分かるが、急に連れて来られても困る」と断ると、近所中に聞こえるような金切り声をあげました。
「この家の人たちは、困っている家族を助けてもくれないの? 嫁に行ったら娘は他人なわけ? 冷酷な人間の集まりだわ!」
そう言って泣き叫び出しました。
そのときは辟易した義母(69歳)が仕方なく、一時的に世話をすることになりました。
ほどなくして、今度は犬の看病が大変で精神的におかしくなる一歩手前だから、インコは自分が連れて帰る代わりに、犬の看病を頼みたいと言ってきたのです。
このときも義父母と義妹は、大声で怒鳴りあうほど揉めて大騒ぎしましたが、私が緩和ケアを提案することでひとまず落ち着き、インコはそのまま我が家に預けて、自分と犬が落ち着いたら引き取るということになりました。
その後、義妹からは一度だけ犬の容態が悪化したと連絡が来たのみ。
義妹は自分が困ったり助けて欲しいときは、しつこいほど連絡を寄こしたり、家に押しかけてきますが、自分が落ち着いている時は一切連絡をしてきません。
連絡が来ないということは、犬の容態も落ち着いている、ということなのです。
しばらく平穏な日々が続いていましたが、インコの世話をしていた義母の体調に異変が生じてしまいました。
咳が出始め蕁麻疹も出てきてしまったのです。
病院に行くと、鳥アレルギーの可能性があると診断されました。
そこで義父が義妹にその旨を伝え、インコを連れて帰ってほしいと連絡をすると、凄い勢いで怒り出したそう。
手に負えないから、私から諭してほしいと義父から頼まれてしまいました。
「あの義妹を諭すなんて無理だわ」と思いましたが、仕方なく義妹に電話をすると、思った通り、電話口の声のトーンがすでに戦闘モードでした。
しかし、私もひるんではいられないため、必死で平静さを装って再度事情を話しました。
義妹は、お義母さんがアレルギーで世話できなくても、私や夫(47歳)、我が家の娘(18歳)と息子(13歳)たちが世話をすればいいと言うのです。
私たちは仕事や学校などで、1日に3回も籠を掃除しながら遊ばせたり、餌や水を取り替えたりする時間はないと言うと、耳の鼓膜が破けるような金切り声で叫び出しました。
しかし、私の我慢も限界でした。
「でも、インコたちだって犬同様は貴方達の家族の一員でしょ? 自分がかわいくて飼っているのに何カ月も人に預けるのは無責任だと思うけど」
そう言い返しました。
すると義妹は「あんたたちは人間じゃない! 血も涙もない鬼だわ!」と、私たちを鬼呼ばわりです。
しかし、ここで負けてはいられないので、強引にインコを連れて行く日にちを決めて電話を切りました。
そして、一人では義妹宅に行く勇気がないので、嫌がる夫に一緒に行ってもらい、鬼のような義妹にインコは返して来ました。
もう義妹と関わるのはご免こうむりたいです!
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