<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女
年齢:52
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。最近バス通勤は大変だと実感しました。
私は兼業主婦の52歳です。
普段は車で通勤しているのですが、先日車の調子が悪くなり、ディーラーに車を預けている2、3日間だけバス通勤しました。
そのバスの中で私は怒りを覚える場面に遭遇しました。
それは平日の夕方の時間帯でした。
私は仕事の帰りで、他にも同じ様子のスーツ姿の方や学生がたくさん乗車していました。
私が乗った時にはバスはすでに混み合っていて、座席は満席、何名か立っている方がいました。
私も会社からバス停まで少し歩かないといけないということもあり、慣れないバス通勤でいつも以上に疲れてはいました。
しかしパっと見で空席はなかったので「仕方ないな」と、私も乗車口より少し奥に進んでから、目の前にぶら下がるつり輪に手を伸ばしました。
バスが発車してからふと隣を見ると、そこに立っていたのはお腹の大きい女性でした。
誰が見ても、明らかに妊娠しているという感じでしたし、背負っているカバンにはマタニティマークも付けられていました。
私は、そのお腹の大きさから「座らないとちょっとツラいだろうな」と再度空席を探してみましたが、残念ながら「あそこ空いてますよ」と勧められる席はありません。
誰か座っている人に代わってもらえそうな人はいないかと周囲を見回しました。
そこで、その妊婦さんの目の前の席にサラリーマン風な男性(30代)とイヤホンを付けた男子学生が並んで座っていることに気が付きました。
最初は妊婦さんがいることに気が付いていないのかと思っていたのですが、バスが発車してから数分、2人ともチラチラッと何度か妊婦さんを見ています。
目の前に妊婦がいるのは分かっているようでした。
「なんで分かっていて代わってあげようとしないのかっ!」
思わず私はそう2人に声をかけようとしたところ、それより先に背後の席の女性(60代くらい)が「どうぞ」と立ち上がって妊婦の方と代わってあげていました。
妊婦さんは女性に恐縮しながらも、やはりツラかったのか「ありがとうございます」とお礼を言いながら席につき、ほっとした表情を浮かべていました。
もちろん件の男性陣は、その間も我関せずといった感じでそのまま座っていました。
妊婦さんがすでに座られていることもあり、今更その男性陣に文句を言ったところでその妊婦さんが気を悪くしてしまうんではないかと考えると、私はその場ではもう何も口にはしませんでした。
しかし、私も妊娠した経験がある身なので、その態度には本当にイライラしました。
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