<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ringo
性別:女
年齢:44
プロフィール:44歳主婦です。
2021年の母の日の話です。
恥ずかしながら我が家には金銭的な余裕がなかったので、プレゼントを購入することはやめにして義母(70代)に手作りのお菓子を用意することにしました。
簡単な焼き菓子を作り、贈り物らしく紙箱を用意してきれいにラッピング。
メッセージカードも添えました。
義母はこのような手作りプレゼントを好まないタイプなので、嫌な態度をとられることは覚悟していたのですが、いざ当日手作りお菓子を持参してみたら意外にも喜んでくれて驚きました。
そして、その場の話の流れで、後日義父母の友人にもお菓子を作ることになりました。
それから10日ほど後の手の空いた日、頼まれていた義父母の友人用のお菓子を作りました。
ついでにまた義父母用にも同じものを作り、それぞれをラッピングをして宛名を書いて義母に渡しました。
「宛名は書いたけど、中身は同じですよ」
一応告げて渡したところ、義母は驚く行動に出たのです。
お菓子を受け取った義母は、すぐさま自分宛の箱を開け、さらに友人宛の箱の方も開けました。
そしてどっちが多いか少ないかと言いながら、私の目の前で堂々とガサガサ中身チェックをしたのです!
そして、お菓子を包んでいた薄紙が箱の横から飛び出た状態のまま「自分で届けてきな」と友人宛の箱を返されました。
同じものが入っているからと言ったのに...と唖然としてしまいました。
このままでは一度誰かが開けたのが分かってしまうので、仕方なくキッチンで手を洗わせてもらって部屋の隅でラッピングをし直してから、義父母の友人宅へ配達に行きました。
幸い義父母の友人には一度開封されたことは気付かれずに済みました。
ですがこのご時世、衛生面では十分過ぎる程気を使っている中で、贈り物として作った食べ物を勝手に開封してしまう無神経さに凄く腹が立ちました。
義母はその後も何かの度に「あのお菓子はおいしかった。おいしかった」と言います。
そう言われると多少はうれしいのですが、正直それを遥かに上回る不快感と不信感が拭えず、また作ってくれというリクエストを受けてもその気になれません。
「あれはバターをたっぷり使って作った特別レシピだったんですよ。バターをいただければいつでもまた作ってきますね」
一番高かった材料を言って、面倒だなと思ってもらえたらこれ幸い、という思いで対応しました。
義母は70歳を過ぎた立派な大人ですが、正直見習いたい面がほとんどありません。
中でもこういった無神経な面が一番許せません。
この不満を声に出せないのが本当に悔しいです。
いつか、こんな義母への不満が積もり積もって爆発しそうです。
もっとお手本にしたいと思えるところのある義母だったらよかったのに! と思ってしまう今日この頃です。
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