＜この体験記を書いた人＞
ペンネーム：濃姫
性別：女
年齢：44
プロフィール：夫と子ども2人の４人家族。夫の実家が営んでいるレストランで働き、義父母と半同居しています。
私は18歳の娘と13歳の息子がいて、息子が幼稚園の時にA美（43歳）と知り合いママ友になりました。
年齢も同じということもあり気が合い、息子たちが大きくなってからも、2人で休日に会って遊んでいました。
そんなA美は、2年前に旦那さん（50歳）と大喧嘩した勢いで既婚者同士の出会いを提供する合コンサークルに入会していました。
ときどき旦那さんや子どもたち（16歳と14歳）が会社や学校に行っている間に合コンに参加していたようでした。
ところが、コロナ禍により生活が一変。
旦那さんがリモートワークとなり、出勤するのは週に1日となったため、緊急事態宣言が解除され、サークルの合コンが再開しても、合コンに参加できなくなったのです。
A美は長期間の自粛生活でストレスが限界に達し、旦那さんに嘘をついて、再び合コンに参加するようになりました。
数日前の夜、スマホにA美から電話がきたので出ると、A美ではなくA美の旦那さんからでした。
「あのさぁ、オタクが合コン好きなのは何も言わないけど、うちのを誘うのはやめてくれないかな」
私が電話に出たとたん、そんなことを言ってきたのです。
「え？ 何を言っているのか、話が分からないんですけど」
思ったことをそのまま私が伝えると、旦那さんは声を荒げました。
「しらばっくれんのヤメろよ！ 最近A美の様子が変だから、スマホを見たら飲み会の写真があって、問い詰めたら合コン好きのアンタに誘われて行ってしまったって白状したんだよ！ 今回のことは水に流すけど、今後うちのを合コンに誘わないで！ もし、また何か怪しいことがあったら、アンタの旦那に言うから」
そうまくし立ててきました。
私はそんな合コンに行ったことはないし、断ったけれど誘ってきたのはＡ美の方だと言ったのですが...。
「言い訳は結構。今後うちのとは関わらないで」
そう言って一方的に電話を切られたのです。
その夜は、A美の旦那さんの声が頭から消えず、時間がたてばたつほど悔しさが込み上げ、一睡もできませんでした。
翌日、A美から謝罪と言い訳のLINEがきました。
リモートワークで家にいる旦那さんが、お洒落して出かけるA美を不審に思い、A美のスマホを見たところ、合コンで撮った写真を見つけたそうです。
旦那さんに問い詰められたA美は、咄嗟に私が合コンサークルに入っていて、誘われて１回だけ付き合ったと嘘をついてしまったと、今度ホテルランチをご馳走するから許してと言ってきました。
A美からのLINEを見て、A美には、自分の知らないところで利用されて悪者にされた私の悔しさが理解できないのだと思うと、理不尽さに腹がたちました。
私はどうしても悔しくて、夫（47歳）に全部話して、夫からA美の旦那さんに真実を伝えてもらおうか考えていますが、子どもたちが同じ学校に通っているので、どうすべきか悩んでいるところです。
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