離婚に向けて始動! でも再就職した私へのモラハラが加速中(2)/ドケチ夫との日々

アラフィフ主婦ブロガーのマコさんによる連載! 結婚20年、中高生の子ども2人を持つ48歳のマコさんには、とても個性的な60歳の旦那さんが...。複数の収益不動産(アパートなど家賃が入る物件)を持ち、なんと50代でアーリーリタイヤをされた頼もしい旦那さんなのですが、超絶な「節約家」だそう。そんな「ドケチ夫」と暮らす日々をお届けします。

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離婚に向けて始動! でも再就職した私へのモラハラが加速中(2)/ドケチ夫との日々 20210624okanetorareru.png

2月からブーブー文句ばかり言う夫を家に残し、9時~5時の仕事に出始めた私。

頑張っている私には、輝く未来しかないとお思いでしょう!

...私もそう思って仕事を始めたわけですが...。

私自身、すっかり忘れておりました、うん十年の間に、私もずいぶん年をとったんだということを...!

若いときのデキる女性はどこへやら。

記憶力や事務処理能力も劣化し、わざとじゃなくて天然でボケる。

かろうじて醸し出している年配っぽさで、若い人に構ってもらえているものの...。

「なにやってんだ、このおばさん」の言葉をぐっと飲み込んでるんじゃないでしょうね...って思う場面は、日々多すぎます!( ;∀;)

今の時代、パソコン操作も「やったー! できた!」じゃなくて、「できて当たり前」の世界。

就職して3か月たった今でも、メモをしてもメモをしても全然仕事が覚えられません...。( ;∀;)

退化した頭脳をフル回転...したところでミス連発。

理解できないし、覚えられないし、眠たくなるし、実際居眠りしちゃうし(ほんと、私ダメダメなんです・笑)。

このままクビにされないか不安でたまらないわけです。

仕事復帰とは別でさらなる"仕事"が...

慣れない仕事で毎日疲れて仕方のない私ですが...。

仕事が終わって帰宅してからも休憩はできません!!

食べ盛りで腹ペコの子どもたちと一緒になって、親鳥からの餌を口を大きく開けて待っているような、ツバメの子のような巨体ドケチ夫。

私が疲れた体をひきずるようにして家にたどり着き、リビングの扉を開いた瞬間から、彼のイヤミが始まります。

「よう! 一生懸命働いてきましたかね。さー、さっさと着替えて、ささっとうまい飯作ってくれや」

「今日のメニューはなんだ。またワンプレートか」

「お前、ちゃんと味見したのか! これ食ってみろ!」

「ほんと、センスないっつーかなんてゆーか...」

...。(-_-メ)

私もカッとなったら言い返す猪突猛進タイプ。

腹が立つといてもたってもいられず、夫に食ってかかるわけなのですが...。

子どもたちから「父さんのイヤミはスルーすること。ひと言も言い返しちゃダメ。答えるとつけあがるので反応してはいけない」と諭される始末です。

(...子どもたちも大人になりましたわ...申し訳ないことです( ;∀;))

働き始めて夫にイラっとくることはまだあります。

夫が私に「たかり始めた」のです。

先日「もう金輪際、一切ムダ使いはいたしません。徹底的にお金を使わず過ごします!」と宣言して、家庭内で顰蹙を買った彼。

(もともと無駄遣いなんてしてないし、家族のためにお金を使ってくれることも皆無なんだもん)

ことあるごとに、職業婦人の私にたかってきます。

「お前も働いているんだから、たまにはみんなにうまいもんをおごったらどうだ」

「メロンでも食いたいもんだ、美味しそうな高級なやつを買ってこい」

「ママのお金で焼肉でも食べにいこうや」等々...。

9時5時で働くといっても、時給も安いし給料だって知れたもの。

私が働いているのは、夫に何かをご馳走するためでは決してない!!!

自分は「自称・超富裕層」なくせに、底辺でもがく妻の私に、よく「おごってくれ」と言えたもんだ。

...そんなときでも、私はお金は出すのかって?

買いませんよ!!! 絶対おごりませんよ!!

買ったところで、おごったところで、「安いから美味くないな」と言われるに決まってます。

どっちに転んでも私がイライラさせられることはわかってるんです。

不動産の修繕に使うものまで私に買わせようとします。

これは経費であなたが買うべきものでしょ、って思うのに...

「会社帰りに、ホームセンターでペンキと刷毛を買ってきて。お金はあとで渡すから」...。

こういうケースで、後からお金を私に渡してくれるかと思うと...。

「今ないからあとで払うわ」と言ったまま、お金はくれません。

それがわかっているから、私もそんなアンフェアなおつかいはしないと決めています。

「今、お金を下ろしていなくて、財布には金がないからちょっと出しといて」が彼の作戦。

彼のお財布にはいつも1000円も入っていません。

現金が入っていたら、何かの理由で自分がお金を出さなくてはいけなくなってしまうから、あえてお金を持っていない状態にしておくんです。

で、今はお金がないから出して、貸して、と私を頼る。

そしてそのまま、忙しくて忘れっぽい私が、お金を立て替えたことを忘れるのを待つ、というわけ。

右から左にスルーしたいけれど、たかるとなると徹底的に「何度も繰り返し言ってみる」作戦を実行する彼。

しつこくしつこく言えば、こちらが音を上げて自分の代わりに買ってくると思っているんですね。

...そんな手、もう私には効きませんが、それでも何度も何度も、毎回毎回たかってくるドケチ夫。

働き始めたからといって家が活気づくわけでもなく、疲れ果てた私がそこにいるだけです...。

不安ですよ、不安でいっぱいですよ。

仕事もですが、子どもの教育も、自分の気力、体力も、母の介護も、夫の存在も...。

でも、とにかく今は、自分ができると思うことを、なんとかできるだろうと先に進むしかないんです。

ダメならまた立ち止まる。で、また歩き出せばいいよねきっと...。

それしかやりようがないもんね。

私の周囲のママ友にも、旦那さんが定年退職して家にいるようになったから働きに出た、という人は意外といるんです。

「亭主元気で留守がいい」と昔のCMの名セリフがありましたが、亭主がずっと家にいるなら、女房が外に出るのもひとつの手なのですよね。

働けることだけでもありがたいと思わなくてはいけないのかもしれませんし。

そんなこんなで、明日もまた、私は出社しますよ!

電車に乗り遅れそうになってハアハア、マスクの中で息を切らしながら...。

こんな経験もまあ、アラフィフの青春と言えなくもないかもしれないです(笑)。

土日が来ると、ゆっくり休めるどころか、家にいる間に私になんでも仕事を押し付けよう、料理を作らせようと、さらにさらに家事を求める夫。

疲れが癒えぬまま、日曜の夜になるとさらに

「明日からまた楽しい仕事ですねえ! やりがいがあって何よりです!」

って声をかけてくることにまたイラッ!

こんな性格悪かったかな...。

氷のように冷たい目で、彼を見ることができるようになってきました。

私の少ない給料では、富裕層の夫のいる家庭内の格差社会はちっとも埋まりません。

でもまあ、仕事しないと、夫とずっと一緒にいることになって余計に体調が悪くなるし、どう考えても働いたほうがいい。

この結論だけはやっぱり変わりません。

夫のこと、子どものこと、親のこと、そして疲れる一方の自分のカラダのこと。

アラフィフって、人生で一番忙しい時期なのかもしれませんね。

願わくば、相手をする時間がなくなってきた母の認知症が進行しませんように...!

神頼みをしてもしても、神様はちっともわかってくれていない気もしないでもない、なかなか苦しい今です。

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マコ

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