<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みけ
性別:女
年齢:51
プロフィール:両親と同じ敷地内に住んでいる51歳自営業。
付き合い始めて8年目になる3歳年上の彼のことです。
彼は犬・猫が好きなのですが、アパート暮らしのため、飼うことはできません。
今までは職場のオーナーさんが連れて来ていた猫を構って楽しめていたそうなのですが、その猫が亡くなってしまいました。
オーナーさんはすぐに新しい猫を飼う気にはなれないらしく、以来、彼は猫に縁のない生活をしています。
そして、彼が思い出したのがうちの4匹の猫たち。
一昨年の冬、野良猫がうちの敷地内で産んでしまい、困ったと思いながらも捨てられずに何となく飼い始めていたのです。
最初は温室の中でご飯をあげていたのですが、懐いてきて部屋の中まで付いてくるようになり、なし崩し的に今ではすっかり家猫に昇格。
反対していた母もいつの間にかメロメロです。
そんな猫たちを彼もかわいがるようになりました。
興味を引くために美味しいご飯やおもちゃを持って遊びに来ては、せっせとご機嫌を取ります。
彼の狙い通りに、4匹とのレクリエーションは毎回大盛り上がり。
普段は食べられないような高価なご飯をあっという間に完食です。
もちろん、猫たちも私とどっちが飼い主かわからないくらいに懐きました。
若干の嫉妬を抱きつつも、猫とおもちゃで遊ぶよりは、見てなごむのが好きな私にとってはありがたいことだと感謝していました。
しかし、そこにやってきたのがコロナ禍です。
遊びに来る回数を減らさなくてはいけなくなり、その代わり彼は「動画を撮って送って」と求めてくるようになりました。
動画ですか? せめて写真じゃダメですか?
機械音痴でスマホが苦手な私。
写真だって2回に1回はぼやけてしまうし、メールやLINEを打つのも本当にトロくて、絵文字を探したくてもあきらめることもしばしば。
仕事や友だち付き合いで必要がなければガラケーでいいと思っているくらいなのに、動画を撮れと?
かわいい猫たちの動画とは言え、苦痛すら感じます。
それでも、少しは努力しなければと思いトライしてみました。
でも、猫の動きに合わせられなくて肝心の猫を画面に捉えられません。
送れるクオリティーに達するには相当の練習が必要と改めてわかりましたが、正直、そこまでしたくはありません。
断りながらせめてもと思い写真を送ってみるものの、彼の反応は冷ややか。
SNSを楽しめる彼には、私がスマホが苦手なことも、動画を上手になる努力もしたくないのも理解できないのでしょう。
何度「苦手だから無理だよ」と断っても察してもらえず、文句すら言われてモヤモヤしています。
関連の体験記:娘に月2万円を渡して「残りは好きに使っていいよ」って...同棲を始めた彼氏はアホなの⁉
関連の体験記:別れの時は「テールランプを5回点滅」...ああ恥ずかしい! 30年前、乙女だった恋の思い出
関連の体験記:再婚に憧れて16年。子育てが終わった今、彼の母との同居を条件に再婚するべき? それとも...
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。