<この体験記を書いた人>
ペンネーム:まるおじ
性別:男
年齢:52
プロフィール:専業主婦の妻と高校生、小学生の子ども2人の4人家族の父です。つい先日、4年近い単身赴任を終え、自宅に戻りました。
小6の娘は中学受験を希望しており、今年の春からは連日塾まで車で送り迎えをするのが日課でした。
帰ってきたら、当たり前ですが車庫入れをするのですが、そうすると何度も切り返しをして、苦労しながら車庫入れをしていたときのことを思い出してしまいます。
今から7年ほど前、私たち一家は当時住んでいた社宅の近くの大きなお屋敷を取り壊して数軒に分けた土地に、念願の注文住宅を建てました。
中心を走る幅4メートルほどの私道の両脇に10軒の家が立ち並ぶ、市街地によくある住宅地です。
住み始めて数年後に、その道路を巡って近所中を巻き込むトラブルが発生しました。
騒動の主は、我が家の隣で分譲地のちょうど真ん中あたりに住むAさん一家です。
一見するとご夫婦ともに穏やかそうな方で、引っ越した当初は良い人が隣でよかったね、と夫婦で話をしていたくらいです。
しかし実は、かなり身勝手で妙なこだわりを持つ厄介な人たちだったのです。
彼らは私たちと同時期に家を建てたのですが、我が家との境界ギリギリの道路側にはみ出すように木を植えました。
こんな道路際に植えたら将来通行の妨げになるんじゃないか...皆が心配していたのですが、案の定その木はみるみる大きくなりました。
そして、数年後にはその木の枝が道路と我が家に向かって大きくはみ出してきたのです。
木は分譲地の道路を半分近くふさぐまでになり、分譲地に住む人たちの車の通行の妨げになりました。
特に、向かい側の家と我が家は車の出し入れをする際、木を避けるために何度も切り返しをするはめに。
毎日のことなので、大変なストレスでした。
堪りかねて、向かいの方と一緒に、はみ出している枝を切ってほしいとお願いしたのですが、Aさん夫婦の答えはこうでした。
「この木は大事な我が家のシンボルツリーだから切りたくない。それに共有の私道は私たちにも持分があるからいいではないか」
そんな滅茶苦茶な理由を言って応じようとしなかったのです。
さらに、秋になるとその木の落ち葉が大量に道路に舞い、我が家の庭にも入り込んでくるのですが、知らん顔で掃除をしようともしません。
度重なる迷惑に分譲地のみんなの怒りが爆発寸前だったのですが、ちょうど一年前の春、突然その木の枝がバッサリ切られていました。
どういう風の吹き回しなんだろう、と不思議に思っていると、向かいの方が状況を教えてくれました。
Aさん宅には大学生の息子さんがいるのですが、免許取り立てで自宅に車庫入れした時に、木の枝が当たって車に傷がついてしまったそうです。
怒った息子さんは、木の枝を全部切ってしまったのだとか。
Aさん夫婦はカンカンに怒っていたそうですが、自業自得というものでしょう。
その頃のことを考えれば、今は駐車が楽だなあとしみじみ感じています。
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