<この体験記を書いた人>
ペンネーム:やまと
性別:女
年齢:40
プロフィール:50歳の夫と二人暮らしの主婦です。
コロナ禍で休日は夫婦で家にいることが多くなりました。
家で料理をしたり映画を観たりするのは楽しいのですが、夫と二人の休日に悩みが出てきました。
それは夫が何もしていないときでもずっとテレビをつけていることです。
私は学生時代にとても狭い寮で暮らしていてテレビの置き場がなかったため、テレビのない生活をしていました。
テレビを観る習慣がないので社会人になってもテレビを家に置かず、観たい番組があるときはジムの有酸素マシンに付いているテレビで観るので十分でした。
結婚するまで15年以上家にテレビがない生活をしていたので、観ていないのにテレビがついていると「ウルサイ!」と感じてしまいます。
そんな私と対照的に、夫は音がないと落ち着かないようです。
夫が育ったのは大家族で、常にワイワイと家の中が賑やかだったので音がないと寂しいと言います。
私は核家族で育ったので、家の中が賑やかだった記憶はありません。
さらに父の趣味が音楽鑑賞だったため古いレコードがかかっていることが多く、テレビは目当ての番組があるときだけつけていました。
「行儀が悪い」という理由で食事中にテレビを観るのも禁止されていました。
音がないと寂しく感じるのなら音楽をかければ良いと思うのです。
動画配信サイトを探せばでいろんなジャンルの音楽が無料で聴けるのに。
しかし夫は人の話し声の方が良いようで、音楽では物足りないと言います。
貴重な休日なので些細なことでも夫の好きにさせてあげたいと思います。
ですが起きたそばからすぐテレビ、夜もテレビをつけたまま寝てしまうような「リアル24時間テレビ」状態が何回か続くと私も耐えられなくなってきます。
いつからか、テレビの音から逃れるために休日に1人で散歩に行くようになってしまいました。
しかし、コロナ禍なので行く所もできることも限られます。
歩いていける範囲にある公園に行きベンチで本を読んだり、テイクアウトのお弁当を食べたり。
それはそれで楽しいのですが、家に戻った瞬間テレビの音が聞こえると「またか...」と思ってしまします。
「それ本当に見たいの?」と聞いたりすると「じゃあ消すよ」と消してくれることもありますが、しばらくするとおもむろにテレビをつけます。
夫がここまでテレビを観る人だったとは思ってもいませんでしたが、私も自分がここまでテレビに拒否反応を示してしまうとは思ってもいませんでした。
夫とは趣味の合う部分もたくさんあり、価値観もだいたい合っていると思っていまいしたが、ことテレビに関してだけは価値観が正反対なので困っています。
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