犬派? それとも猫派? どちらを飼うかで離婚騒動になった夫婦を救った鶴の一声

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:とらとら
性別:女
年齢:52
プロフィール:アラフィフの兼業主婦。猫と犬なら私は犬派です。

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私は52歳の兼業主婦です。

これは私の勤める職場の同僚のA夫婦(ともに40代)の喧嘩の話です。

A夫婦には子どもはいないのですが、そのぶんいつも付き合いたてのカップルのように微笑ましいのです。

職場も同じな上に、休みの日には2人で出かけたりしていて、おしどり夫婦と呼ばれていました。

2人ともいつもは穏やかで、一緒に仕事をしていると安心するし癒されるタイプなのですが、ただし譲れないことには少し熱が入るタイプでもありました。

例えば、自分が力を入れて手掛けていたプロジェクトがとん挫しそうになったときは、自ら仕事相手の所へ出向きます。

そして、そのプロジェクトがどれだけこだわって計画されたかを熱弁し、無事成功へ導いたという熱血エピソードがあります。

話を聞くと、そんな同じタイプの2人だからこそ起こった喧嘩のようでした。

きっかけになったのは出かけ先のショッピングモールで、たまたま立ち寄ったペットショップでのやり取りです。

2人は「可愛いね」とガラスの向こうの動物たちを眺めていたそうです。

そこで「犬が欲しいよね」という旦那さんに対して、奥さんが「猫を飼ってみない?」と返したことから夫婦喧嘩が勃発しました。

要するに、犬派か猫派かという理由で喧嘩になったそうなのです。

犬が良い理由と猫が良い理由をお互いが重ねるように言い合い、一気に雰囲気が悪くなった2人は、結局買い物もせずに帰宅。

その後も譲らずお互いの意見のぶつけ合い、売り言葉に買い言葉で「趣向が違う人と今後一緒には居られない」というところまで発展したそうです。

週明けに雰囲気が違う2人に気づいた同僚が理由を尋ねたことで、この夫婦喧嘩を私も知ることになりました。

仕事自体には影響は出ませんでしたが、いつも仲の良いA夫婦を知ってるだけにそのギスギスした雰囲気は私も心配になりました。

休憩時間にガス抜きをさせてあげようと、A夫婦の愚痴をさりげなく聞こうと思ったのです。

「もう離婚しかないかもしれない」

深刻そうに語る夫婦に、正直「犬を飼うか猫を飼うかでそこまで悩まなくても...」とは私も思いましたが、2人の性格を知っているだけに、どう言えばお互いクールダウンしてくれるのか悩んでいました。

一体どうすればいい? みながそう思っていたとき、そこに現れた20代の後輩の言葉が膠着状態を崩しました。

「あほらしい。そんなら、子どももおらへんのやし、両方飼えばええやないですか」

私もあっけにとられましたが、とうのA夫婦もポカンとした顔をしていました。

しかし、心配していた他の同僚も後輩の言葉に便乗しました。

「そうやそうや。そんな言うなら両方飼えばいいやん」

「そやね。そしたら犬のええところも、猫のええところも分かるかもしれんし」

「友だちがブリーダーやから紹介しよか?」

そうした言葉に我に返ったA夫婦はその後恥ずかしそうにしながらも「そうしよっか」と無事仲直りしていました。

最近はA夫婦と新たに飼い始めた犬と子猫の戯れるインスタを眺めるのが日課になっています。

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コメント一覧

極度の犬好きも猫好きも、両方厄介。社内の休憩所で言い争っていた人たちを思い出す。視野が狭くヒステリックで、みっともなかったよ。この夫婦も若い人に諭されるなんて、恥ずかしいですね。いずれ別の件でおなじこと繰り返して別れるんじゃない?
そんなお子様な夫婦で2つの命を大切にできるのか心配。迎えた子達が幸せに暮らしているといいですね。

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