<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女
年齢:52
プロフィール:アラフィフの兼業主婦。最近趣味で宅建の勉強をしようかと思っています。
私は今年52歳になる兼業主婦です。
私の実父(享年71歳)は数年前に他界していますが、その実父には81歳になる姉(私にとっては伯母にあたる方)がいました。
伯母はずっと独り身で、私が住んでいる場所とはかなり離れた地域に住んでいましたが、先日その伯母も病気で他界してしまいました。
その際、伯母が保有していた家と土地があったのですが、身内らしい身内がすでに私だけだったらしく、その家と土地を私が相続することになりました。
しかし、私も飛行機の距離にあるその伯母の土地を管理できません。
一応生前に伯母が書き残していた手紙が見つかり、その手紙には土地を売ってもらって構わないという一文もあったので、私の旦那(53歳)とも相談し、その土地を手放すことにしました。
しかし、土地など売買してことがない私はどうすればいいか分かりません。
そこで伯母の遺品整理に訪れた際、伯母の家の近くにあった不動産屋さんに入り、お願いすることにしました。
その不動産会社の男性の方(40代くらい)はとても親切で、今後について説明してくれました。
まず相場の確認として家と土地の大まかな値段を査定し、その後その不動産会社と媒介契約書を交わし、売却価格を設定。
買主が決まったら売買契約を交わし、土地の引き渡しとなるとのこと。
なにせ土地を売るなど初めてのことなので、私は地元ということもあり、その不動産会社に全て任せることにしました。
郵送などで契約を交わして、それから3カ月ほど経った頃、買い手が見つかったと連絡が来ました。
買主も良い方のようで、手付金の支払いなども早く、売買はスムーズに進んでいるようでした。
しかし、いざこちらへの支払いとなったときに不動産会社からこんな連絡が来ました。
「仲介手数料とは別にコンサルタント料が発生しているので一緒に請求させていただきます」
その額を聞いてびっくり! 仲介手数料の何十倍の値段でした。
予想外の金額に驚き、そんなことがあるのかと行政書士をしている女友だち(52歳)に聞いてみると、宅地建物取引業者は国土交通省が定めた報酬規定があるということ。
そこで、その友人にお願いしてコンサルタント料は払えない旨を書面にしてその不動産会社に送付したところ、最初に向こうの不動産会社が提示していた仲介手数料のみで済みました。
友人曰く、たまにそういった仲介手数料以外の費用を請求する不動産会社があるそうで、素人相手にそんなことをする会社もあるのだなと怖く感じた体験でした。
関連の体験記:弟の妻が幼い子供2人を残して亡くなってしまい...80歳の両親が「子育て」に乗り出した結果は...⁉
関連の体験記:離婚した娘の子供の面倒を見る私。叱りつけた孫が持ってきた「あるもの」に涙が...
関連の体験記:「大学出て一流企業で働く長男には言えんなぁ」田舎町の雑貨店、跡継ぎ話でカチンと来た次男坊の私
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。